銀泉台から大雪湖レイクサイトへ、おんぼろバスに揺られて帰って来ました。
停めていたレンタカーに乗り換え、大雪高原へ向かいます。
この町道大雪高原線も、紅葉の時期、通行規制があり一般車は通れません。
しかし、終点の「大雪高原山荘」に宿泊する客の車は通行可。
名前を告げ、通行許可が下りると、ゲートで待機し30分毎に出るシャトルバスの後ろに付いて走ります。
高原温泉を出るシャトルバスの最終は16:00。
その最終バスが下りて来たら、後は自由に通行可。
20分程で大雪高原に到着。
去年も泊まった「大雪高原山荘」、今回は連泊です。
部屋は風呂場に近い1階で・・・と、頼んでいました。
去年とは違う10号室。
11、12号室が、立ち寄り客の休憩所に近くて、このあたりの部屋が一番よいのですが・・・。
山の宿ですから、8畳間の部屋は簡素です。
椅子とテーブルさえありません。
風雪に耐えた窓は、開きにくくなっています。
しかし、空の冷蔵庫があり、電気ポットも・・・。
去年泊まった時、まさか電気ポットまであるとは思いもせず、いつも持参するドリップコーヒーは持って来ず、残念な思いをしました。
今年はしっかり持って来ました。
糊の効いた浴衣、バスタオル、館内スリッパ無しなので足袋まで用意されています。
ここまでは、いいのですが・・・。
同じ部屋での連泊。
翌日は、部屋のフトンも敷いたままにしてもらい、浴衣、タオル、掃除、それにお茶の交換も断りました。
でも、宿泊料金は同じ。
いくらかの割引を期待したのですが、甘かった。
連泊している人が結構居ます。
この人達はどうしたのだろう?
宿にとっては、お正月並みのトップシーズン。
宿泊料金も3~5割増し。
期待する方が間違っているかもしれませんが・・・。
浴衣に着替え、風呂に向かいます。
2つある浴室は、時間によって男女入れ替え。
クマの湯口から出た湯は、ざぁざぁと掛け流しにされ、実に気持ちがいい。
広い露天も大好きです。
ここは、泊まり合わせた客同士が情報交換する場となりました。
話に花が咲き、体が冷えたら湯に浸かり、又、半身浴・・・を繰り返します。
「熊谷温泉」のファンの人、同じ大阪の平野からのお客は、この先養老牛温泉の「だいいち」に泊まり、
名古屋からのお客は、岩内の「高島旅館」に泊まると言われる。
羨ましい・・・。
楽しいひとときをこの露天風呂で過ごしました。
上とは違うもう一方の露天風呂。
夜、この露天風呂で見る満天の星を期待していましたが、天気はあまりよくなく、星は少ししか見えません。
湯に浸かりながら内湯の方を見ています。
去年の同じ頃、背後の山にはもっと色がありました。
今年は、まだまだ緑。
木のオブジェのような湯口。
普段、ウォーキング程度しか歩いていない私。
今日の山行で、きっと筋肉痛になるだろう・・・と、思っていましたが、翌日も、翌々日もなんともありません。
きっと、何度も入った温泉のお陰でしょう。
山行後の温泉がこれほど素晴らしいものかと目を見張る想いです。
17年程前に温泉にはまり、以来15年間ほどは、ひたすら温泉ハシゴ。
年齢を重ねるにつれ、このハシゴがしんどくなり、ここ数年は宿の温泉をゆっくり楽しむ・・・と、いうパターンでした。
しかし、今、目覚めました!
自分の足で歩き、この素晴らしい光景を眺め、疲れた体を温泉で癒す・・・。
なんという贅沢な趣味なんだろう。
もっと早くに開眼すれば良かった。
腰、ヒザ、もうぼろぼろになりかけている。
でも、がんばろう。