串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

北海道初紅葉の旅-7(芽登温泉へ)

2010年10月08日 | 旅-北海道

旅の3日目。

この日も泊まりは、大雪高原山荘。
1日がフルに使える日ですが、あいにくの空模様。

予定では、緑岳に登るか沼めぐりをするつもりでしたが、
雨も降っていたので、山に入るのは諦め、芽登温泉へ行く事に。

国道273号線を南下し、三国峠へ。



いました、いました!



三国峠の売店裏に置かれたエサ箱にエゾシマリスが。

忙しそうにヒマワリの種を口いっぱいに・・・。

知る人ぞ知る・・・で、しょうか。
ツアーのバスが停まり、多勢降りて来てトイレに駆け込みますが、
このリスを見に来る人はいません。

その人達に教えてあげようか・・・?

お食事中だから、そっとしておいてやろう。



三股山荘は今日もお休み。
去年も前を通りながら、早い時間なので、まだ開いていなかった。

このあたり、北海道の道の中でも一番好きです。
もっとも、全道走った訳ではないのですが・・・。

6月中頃には、このあたりルピナスの花で埋め尽くされるという。
是非、一度見てみたい。



旧士幌線跡のアーチ橋群が続く区間へ入って来た。

まだ、見ていない「三の沢橋梁」を見ようと、広い駐車場に車を停める。

ここは、「ひがし大雪高原鉄道」のトロッコ乗り場。
トロッコにはまだ乗った事がない。

「車で寝てるからゆっくり行って来て」と、ダンナが言う。

では・・・と、デジイチ片手に橋の上へ。



三の沢橋梁の上を歩きます。

横からアーチ橋が見えるのかと思ったのですが、橋の上を歩いているのです。



ぎぇ~、ヘビ!
ながい・・・ですぅ。

出て来ないで~。



オマエは、三の沢橋梁の主か?

手摺の外側にいたのですが、今にも橋梁の真ん中へ出てきそう。



ヘビを横目で見ながら慌てて糠平湖を1枚パチリ。

ヘビを刺激しないよう、しのび足で車へ戻ります。

「なんや、もう、帰って来たん?」と、ダンナが言う。

「へっ、へびが・・・。」

しまった。
「ええもんあるから、あんたも見といで。」と言えばよかった。

男のクセにヘビに弱い軟弱夫。



タウシュベツ橋梁を見たくなりました。

道路沿いに見やすい標識が建っています。

しかし、この展望台へ行くには、ここから800mも歩かなければいけません。
そして「熊出没注意」。
今日は、熊よけの鈴を持っていない。



以前の林道から入るつもりで行ってみました。

えぇ~、この先通行止め!

この林道を4キロ程走ると、タウシュベツがよく見える場所に行けたのですが、
交通事故多発とかの理由で一般車通行不可となっていました。

熊の出る道を4キロ・・・。
無理です。

実際、以前、ここへ車で行った人が、林道を横断する子熊2~3頭をみたらしい。

タウシュベツは、簡単には見れなくなってしまいました。



詳しくはこちら



芽登温泉への道は遠かった。

ナビに導かれ、牧場が連なる道を走り、やっと芽登温泉への林道に入ります。



林道脇を流れるのは「スカナン川」でしょうか?

その川へ立ち入らないように、ず~っと林野庁が設置した柵が続いています。





芽登温泉の駐車場にもズラリと柵が巡らされています。

後で芽登温泉の女将さんに聞けば、このあたりは「シマフクロウ」の生息地で
それの保護の為の策(柵)との事。

「鳥は飛んでどこへでも行く。それなのにこの柵にいくら予算を使ったか?
それよりは、荒れ放題の森を整理して欲しい、どれだけ木が倒れているか・・・。」
と、言われる。

確かに、旅行者が見ても異常な数の柵だった。
人々にも恵をもたらす川だろうに、立ち入られない。
役所仕事とはこんなものなのか?

もっとも、本格的に森に手を入れだすと、柵設置どころの金額ではすまないだろうが・・・。