部屋から眺める夜明け。
朝食は、庭に面した食堂で。
ほんのり味がついた麦がゆも並びますが、おかゆが苦手なら最初からご飯で。
もちろん、唐津といえば、川島のざる豆腐。
自宅用に買って帰りましたが、重かった。
味噌汁、前回は、大ぶりな椀に具もたっぷり、だしもしっかり・・・と、えらく感激。
味オンチなダンナでも、あの味噌汁はおいしかったと、今でも言う。
今回も期待したのですが、いろいろな具が入ってる訳でもなく、なんとなく拍子抜け。
思い込みが激しいと落胆も大きいです。
でも、豪華な朝食でした。
全般的な味付けですが、大阪人の私には、もう少し甘みがあれば・・・と、
何度か思いました。
左右に男女の浴室が並びます。
床は、なまこ壁に見る平瓦を敷き詰めたような感じで、これは大好きな意匠。
冷水が用意され、湯上りの休憩場所になっている。
浴室に比べると、随分広い脱衣所。
アメニティも揃っている。
細やかな心くばりが見られる。
温泉ではない、麦飯石温泉。
蛇口をひねれば熱い湯がほとばしり、湯船からあふれ出る。
塩素臭のする循環風呂よりはずっと気持ちが良い。
チェックアウト時、頂いた手作りの根付。
いろんな柄の中で選んだのは「虎」。
今年は残念でした。
今年も・・・かもしれないけど。
洋々閣さんは、12軒の宿で構成する「世界宿文化研究学会」に所属しておられる。
12軒、そうそうたる宿ばかり。
日本で泊まるならこういう宿を・・・と、いうコンセプトらしいが、
洋々閣さんは、まさにその趣旨にふさわしい宿だと思う。
少し残念だったのは、部屋のポットは電気ポットではない。
部屋に冷蔵庫はない。
ビールの自動販売機がなかった。
朝もコーヒーは出ない。
それらを含んだ上、部屋にトイレがないりーズナブルな料金の本館での宿泊、
お勧めです。