ロングライドを目差して、今月オープンした横浜開港博Y+150のテーマイベント会場の『ヒルサイドエリア』に出かけたが、
既報のとおり、展示内容に失望して早々に隣接している、『ズーラシア』へと移動した。
「ズーラシア(ZOORASHIA)」とは、動物園(ZOO)+広大な自然をイメージしたユーラシア(EURASIA)の造語だそうだ。
丁度、今年が開園10周年を向かえて、いろいろイベントが行われていて、記念のロゴマークが展示されていた。
ズーラシアは、『生命の共生・自然との調和』をコンセプトにしており、日本最大級の広大な自然豊かなエリアだそうである。
こちらの会場内も、平日の為か人影が疎らで、団体客もなく閑散としていた。
見物客よりも、場内の点検整備されている係員の方が多いくらいであった。
係員の方の説明によれば、この動物園は、世界各国から珍獣の動物を集めて、希少動物が揃っており、
保護・繁殖・保存の使命を持っているそうである。
ズーラシアの展示方法は、『生態展示』と呼ばれる無柵放養式で、檻がなく自然の生息環境の中で放し飼いにして
動物にストレスをかけないようにしているそうだ。
園内を歩いてみると、広大な自然環境があり、アフリカ熱帯・アマゾン密林・亜寒帯森・オセアニア草原・中央アジア高地・アジア熱帯林・日本の山里など、気候、地域別に7ゾーンに分かれており、自然環境も体験できるように工夫されていた。
展示動物には、世界三大珍獣と言われるオカピー他、インドライオン・テングザル・北極グマ・フンボルトペンギンなどに代表される珍獣が多い。
ガイドマップに従い、期待を込めて各ゾーンを覗いてみたが、どの観察スポットからもその動物達の姿が見えないのだ。
この日の真夏のような暑さのせいか、動物たちは自然環境の中に隠れており、待てど暮らせど顔を見せない。
各スポットで、じっくり待ちながらの観察となったが、インドライオンやヤブイヌ、フンボルトペンギンなどが、辛うじて義理堅く姿を見せてくれた。
希少動物たちには、生態に恵まれた環境であろうが、見物客側にとっては動物いるのだろうかと思うほどで、
面会できた動物は半分もいないくらいでガッカリした。
諦めて園外に出ると、そっくりさんが、園前の庭園で共演してくれて思わず記念写真を撮っていた。
帰路は、境川サイクリングコースをのんびりと走り、陽も傾いていて風切る音も心地よく感じた。