昨日、厚生労働省から昨年の日本人の平均寿命が発表された。
それによると女性が86歳、男性が79歳で、男女共に3年続けて過去最高を更新したそうである。
国際比較では、女性が24年連続で長寿世界一、男性は4位である。
その要因は、日本人の三大死因である「ガン・心臓病・脳卒中」の治療成績が向上したことが寄与しているようだ。
何と言っても、医療技術の進歩と食生活の改善の効用が大きいのではないだろうか?
先日のNHK放送で、あの日野原重明 聖路加病院長が『健康長寿の秘訣』を説いておられたが、
大変心を打たれ、その一つ一つに納得していた。
氏の秘訣として、『老いは成熟』であり、「筋力維持」と「栄養バランス」、「爽やかな心」を強調されていた。
また、日野原氏は97歳で未だ現役としてご活躍されており、『人生は挑戦である』とも言われていたが、
全て自分の生き様に照らしてみて、反省しきりであった。
管理者は、昔から『健康』とは、『健体康心』と言い換えて、健やかな体で心安らかな状態を維持する事が大切と考えている。
人生後半に入り、「筋力維持強化」、「腹八分目」、「常に新しいことへの挑戦」、「若い年代と接する事」、「心赴くままに動く」などが、健康長寿への秘訣と説かれていた。
健康を保つための三要素である『栄養・運動・休養』は、言うのは簡単であるが、中々実践は難しいのは誰もが同じである。
管理者は、自遊人となってようやく日常生活の改善に努めているが、全てが心の有り様であると自覚している。
運動・栄養面では、量と質を年齢に合わせて変えざるを得ないが、画を描いたり物を書くことにより、脳へ刺激を与えることに工夫している。
老人パワーを活かした気力・体力・知力の充実が、元気(気の元)であると精進している。