7月に入り、海開きや山開きも行われ、まもなく夏本番が訪れる季節となった。
夏休みの時期には、公立小学校の学校プールが、市民の健康増進と親子のふれあいや地域のコミュニテイづくりの促進を図るため地域住民に一般開放される。
一般開放に先立ち、地区の社会体育振興協議会を通じて、利用者の安全確保のために、市教育委員会より、
管理指導員を委嘱されて、昨日はその指導員への安全講習会が行われ受講してきた。
管理者は、毎年指導員として経験しているが、いつも人の命が掛かっている管理講習であり大変緊張して受講している。
受講内容は、指導員の役割や業務内容、水質管理などの他、救命救急処置の実践訓練が行われた。
この救命救急処置のインストラクターのリーダーは、以前に水泳教室で指導を受けた方で、
講義前にライフセーバーのあれこれを伺ったが、最近のAEDの普及で、心肺蘇生術も進歩しているそうだ。
受講者の約半数の方は、初の受講者のようであるが、救命処置の流れの心肺蘇生法では、一つ一つのステップで、
インストラクターの指示に従いモデル人形相手に真剣に実践していたが、中々適切な手順で対処する事は、難しい・・・・
救急救命の基本は、慌てず焦らずに『見て・聞いて・感じて』冷静に対処することである。
特に、AEDの操作については、音声ガイダンスに沿ってやればいいのだが、これが初心者には戸惑いがあるようだ。
今回は、緊急時の初動の状況確認について、多くの説明があり指導を受けたが、イザと言うときの対応の可否は、経験しかない。
屋内訓練の後は、屋外のプールへ出て、受講者による水難対処訓練が行われたが、実践者も見学者も真剣そのものであった。
毎年、水難事故が報告されるが、事故防止のための管理指導員の責任は大きい。