紅葉前線は、確実に湘南地区に降りてきて、まさに先週から紅葉真っただ中の「紅葉週間」となり、絶好の紅葉狩りの秋空が続いている。
北海道や東北地方では、雪便りが伝えられているが、湘南地方は連日小春日和の好天が続いて絶好のジョギング日和となり、体調不満足ながらも奈良マラソンまで1週間を切っているので、今さらジタバタしないで、ホームコースでの調整ランに専念して・・・
引地川親水公園から大庭城址公園へと秋の移ろいを感じて走ると、この日も真白き富士の姿が見られ、水辺にはウミネコかと思っていたが、よく見るとゆりかもめが渡ってきたようで、冬の訪れを思わせる光景が広がっていた。
しばし、川辺の遊歩道を走り城址公園に移動すると、こちらも1週間前とは木々の色づきがすっかり変わっており、クロカンコースには枯葉が積もっている程で、落葉を踏みながらサクサクとする足音が実に気持ちがよいものです。
美しい桜葉やカエデの葉をみると思わず足を止めて拾い集めながら進むが、集めると切りががなく持ち帰ってしまうほどで、秋一色に様変わりしていた。公園内のモミジも多くはないが、秋の陽を受けて紅に染まる色合いのグラジュエーションが、何とも言えない美しさでした。
公園内を約1時間周回してから、近くの城下公園へと移動してみると、こちらもカエデやモミジが見事な紅色に輝いており、透けて見える青空との色バランスは素晴らしく、周辺一帯が赤や黄金色に染まってしまったようにも見えて実に美しい。
思わず 『秋の夕陽に 照る山モミジ~濃いも薄いも~ 数ある中に・・・松をいろどる カエデやツタは~山のふもとの裾模様・・・』 と口ずさんでしまう秋の午後でした。
モミジの枝も実に美しく、早速小枝を持ち帰って部屋に飾ってその美しさを楽しんでいる。
気がつけば今日から師走に入り、秋の終わりを告げるのも間もなくだろうと、秋の風情の名残を惜しんでいますが、今年も満喫した日本の秋の風景は美しくもあり郷愁感があり、何とも言えない時期である。