MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

自転車利用社会の課題

2010年12月16日 | サイクリング

健康志向・環境に優しい交通手段として、空前の自転車ブームとなっているようで、管理者の周りでも自転車利用者は、確かに多くなっているのを実感している。

自転車利用といっても、最近もっとも目立つスポーツサイクルでの自転車通勤・サイクリングから、ママチャリでの通学、お買いものなど手軽に利用できる近場の交通手段として、その利用目的は様々で、確実に自転車社会は変化している。

それ故に、自転車を巡る問題も多発しているようで、自転車愛好者の一人としてその課題について考えてみたい。

実は、管理者は丁度1か月前に、マイチャリ(小径者)で歩道を走行中に、自動車に巻き込まれて転倒して、左手甲を骨折して1ヶ月の重傷を負ってしまったのである。

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同様の事故の経験は今回2度目であるが、共に細い道での車の脇道への侵入または、出てきた車との接触である。

幸い大きな事故とはならずに、骨折程度で済んでいるが、条件が悪ければ大事故になりかねない要素を孕んでいると反省しているが、現在の周囲の自転車利用環境を見ると、いつでも起こりうる可能性は高い。

先週から、日経新聞でも、「自転車 快走の条件」として、自転車社会の諸問題について連載されているが、まさにどこにでも見受ける問題として、①走る場所がない ②止める場所がない ③マナーが悪い の三つの無いを指摘している。

身近の事例をみると、大通りでは歩道も完備しており、殆どの自転車は歩道を走るが、歩行者との接触やトラブルは、非常に多く、歩行者も自転車に対する配慮が欠けている例が多いと考えている。

車道を走るのが原則ではあるが、自転車専用レーンは無く 駐車中の車を避けて走るのは極めて危険な状況となっており、殆ど車道を走行する人は見られないようだ。

車道の専用レーンのある道路でも、利用者は少ないそうで、これでは専用レーンの設置は中々進まないのではないだろうか?また、商店街では、設置反対の声も多いようで、自転車の行き場が無いのだろうか?

Images

一方、自転車通行不可の歩道であっても、一般の利用者は平気で歩道を走行する例が多く、お巡りさんも見て見ぬふりして注意はしないようだ。

駐輪場については、最近は駅周辺の取り締まりが厳しくなり、駐輪場も整備されてきたので、放置自転車は本当に少なくなったようだ。

最大の問題は、「マナーが悪い」ことで、信号無視・無灯火・携帯利用・傘差し運転・2人乗りなど特に高校生や若い人に目立っている。朝の学校見守り隊で学校付近で児童の安全を見ているが、児童の目の前で、平気で信号無視や無謀走行する例が多く、毎日ヒヤリ・ハットしている。

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サイクリング愛好者の一人として見ていると、スポーツバイク利用者にはヘルメット着用して、ルール違反者は概して少ないと思うが?

また、相変わらず子供を二人乗せての 安全基準を満たす「3人乗り自転車」での走行は、殆ど見られず、平気で不適合車での走行しており、もし、転倒すれば大事故になると見ておれない例が多い。

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もうひとつ大きな問題は、盗難事件の多いことで、昨今の高級車志向で駐輪場から盗まれる例が大変多いと聞く。鍵かけは勿論であるが、チェーン錠でも簡単に切られるケースが多いようで、高級車は駐車する場所は管理された駐輪場以外では無いようだ。

管理者は、一時的でもバイクから離れなければならない時は、スポーツバイクでは行かないし、自宅では家の中に置くしかない。また、最近被害にあったのは、ライトだけ外されて持っていかれたもので、全く油断できない。

サイクル・コンピューター(速度計)の盗難も非常に多いそうで、駐輪の時は必ず外しておかないといけないようだ。これら盗難に関しての車両を担保する保険は無いようである。事故に対する保険も少ないが、保険関係者に聞いてみると、加入者も少ないので自動車保険のような保険は少ないそうだ。

自転車ブームの中で、まだまだ安心して快走出来る環境には程遠いようで、今回の事故に遭遇した教訓を活かして、安全な走行を確保するには、利用者自身が安全第一で自己防衛するしかないことを学んでいた。

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