街はクリスマス・ムード一色となりクリスマスソングが流れていますが、恒例の横浜山手西洋館での『世界のクリスマス2010』に出かけてきました。
この日も、東北地方での荒れた寒波の情報が流れていたが、横浜は冬とは思えない暖かい快晴の日和となっていて、真っ白に雪化粧した富士山がくっきりとその全景を見せていた。
横浜山手には、毎月幾度となくスケッチに出かけており、通い慣れた観光スポットですが、この時期の「世界のクリスマス」をテーマにしたイベントの開催中は、各地からの観光客が押し寄せて大賑わいとなる。
この日は、クリスマスイブ前の祝日とあって、会場となっているイギリス館やベーリックホールなどの各西洋館は大変な人で大混雑でした。
西洋館巡りの前に、港の見える丘公園に到着すると、レインボーブリッジをはじめ みなとみらい地区のベイエリアが、雲ひとつない快晴の中で素晴らしい展望が開けており、時の経つのを忘れるほどの時の流れを感じていた。
丘公園にはツアーバスも留まっており、西洋館巡りに来ているようでした。
先ず、イギリス館をはじめとして山手本通りを順次巡り歩きましたが、どの館も入口には足の踏み場もない程に、下足が並び入館にも列が出来る程の混みようでした。
「イギリス館」では、開港時代のイギリス総領事公邸のホームクリスマスの様子を再現したそうで、シックな華やかさを飾ったそうです。LIVEの演奏会も行われていたが、余りの混雑の為パスして次の「山手111番館」へと移動。
こちらでは、ハンガリーのクリスマス・デコが飾られていましたが、ドナウ川に響く鐘の音をイメージしているとか・・・・狭い館内は、身動きとれないほどの大混雑でした。
次に、外人墓地前を通り山手234番館へと向かったが、外人墓地はいつもは閉鎖されているが、この日は一般開放されていました。誘惑に駆られたが、時間を惜しみここもパスして「山手234番館」へ。
こちらでは、ショパンの曲が流れる中で、ポーランドの一般家庭のクリスマス飾りを目にするが、ここでは素晴らしい陶器がテーブル一杯に並べられて豪華な雰囲気が漂っていた。
続いて「エリスマン邸」では、前庭でLIVE コンサートが開かれており、多くの人々が聞き入っており大人気をはくしていた。館内は、スイスの雪の舞う大自然の中のクリスマスを再現して、雪の結晶のイメージが美しい。
となりの「ベーリックホール」では、広い館内にフインランドの森と湖をイメージしたヨウルの世界が創られており、フインランド人の流暢な日本語による説明が人気を呼んでいました。
さらに、「外交官の家」に着くころには、夕闇迫り西空は夕焼け空に、富士山が美しく映えており、庭園では1000個を超すキャンドルに灯を灯すのに、スタッフさんは大変な苦労をされていた。
館内は、ドイツのロマンテイックな自然豊かなカントリー・クリスマスが珍しい雰囲気でした。
しばし、暮れゆく富士山の景観と蝋燭の灯がゆらぐ庭園の灯りに感動して、帰路に着いた。