地域体育指導員協議会の忘年会で、今年は久しぶりに熱海温泉へと出かけてきた。
以前は会社の保養所もあったので、毎年のように出かけていたが、保養所も閉鎖されて以来全く熱海の温泉にはご無沙汰していたが、今回は幹事さんの肝いりで熱海の観光を兼ねて温泉をゆっくり楽しんでの忘年会となった。
日本三大温泉の一つと言われているそうですが、イメージ的には近隣の箱根や湯河原と比べると随分と温泉街の客数も少ないようで寂れているような気がしていたが、久しぶりの温泉気分を味わおうと期待を込めて訪れた。
熱海駅からは、クリスマスデコレーションで飾られたアーケード商店街を歩いてみると、予想以上に観光客などで賑わっていた。
熱海は坂の街としても有名であるが、アーケード街をそぞろ歩いてから、坂道を登りつつ来宮神社へと向かうと野中の道路わきに源泉七湯の一つである「野中の湯」が湯気を出していた。
また、急坂を降りる階段からの相模湾の遠望は素晴らしく、階段ごとに覗きこんで来宮へと向かった。
熱海駅から約30分で来宮駅近くに到達し、「日本パワースポットベスト10」と言われている天然記念物の『来宮神社の大楠』を訪れた。
社殿裏手にある楠の巨木は、案内書によると、樹齢2000年を超え本州1位の巨木だそうで、 「健康長寿」・「心願成就」の象徴とされ、幹を一周りすると「寿命が一年延びる」と信じられ、願い事がある方は、願い事を心に秘め幹を一周すると、願いが叶うとも言い伝えられているとか
この日も、休日でしたが境内には多くの参拝客が訪れており、それぞれの願いを秘めて大楠の周りを廻っていたが、何を祈願していたのだろうか?仲間の一人は、禁煙が達成できるようにと、祈ったそうだ
確かに一回りしてみると、その周囲の巨木の肌の表情は様々で、生命力の偉大さには驚きオーラが迸っているような妖気が漂っているように感じていた。
5月には、最も生命力満ち溢れるそうで、「さつきの楠参り」として、多くの参拝客訪れるそうです。マスコミや情報紙にも、取り上げられており、熱海温泉以上の人気スポットになっているよだ。
入口側には、「第2の大楠」が生きており、こちらは木の中身は、落雷により空洞化していたが、毎年新緑の芽を吹いており、強靭な生命力を誇示していた。
来宮神社を後にして急坂を下って、ようやくこの日の目的地「金城館」に到着し。人気の宿と聞いていたが、露天風呂や大レストランは、団体やツアー客だろうか、どこも中高年グループで満員だった。
そこそこに夕食をとりカラオケルームへ移動してみると、ここでも無料故に、次々と喉自慢たちが集まって、曲選びの奪い合いとなっており早々に退避して、時間を忘れて部屋での歓談へ・・・・
やはり飲み放題、唄い放題などのフリーサービスには、人気が集まっているようだ。
最近の日本人の人気は、「グルメ・温泉・笑い」だと某著名人が言っていたが、テレビ番組の影響だろうか? 温泉好きは昔から変わらないようである。