晩秋から初冬に季節の移り変わりとともに、トラックシーズンからマラソン・駅伝シーズンへと変わっているが、毎週 マラソン・駅伝のビックレースが続いている。
箱根駅伝もカウントダウンに入り、コースとなる湘南地区では早くも優勝予想など話題となっているが、駅伝ファンの市民ランナーにとっては、毎週のテレビ観戦が楽しみである。
この日は、恒例の藤沢市の第56回駅伝競走大会が、マイコースの引地川親水公園にて開催されたので、知人の応援も兼ねて大会会場へと向かい、スタート前に大会コースを選手とともにジョギングして選手気分を味わっていた。
この大会には、以前のコースは違っていたが、家族で何回か走っており、大会の雰囲気は依然とは比較にならないほど多くのファンや選手関係者が集まっており大変盛り上がっていた。
今回は、中学男・女各24、14チーム、一般・高校男女各14、2チームが参加してそれぞれ5区間で覇権を争ったが、快晴の絶好のランニングコンデイションに恵まれて、陸上部員や父兄の熱い応援に励まされ熱戦を繰り広げていた。
ただ、駅伝はマラソンと異なり、マイペースで走ることが難しく、追いつき追い抜かれの展開では、襷を受け取った後、殆どの選手が勢い良く飛び出してついオーバーペースとなりがちで、自分の走りが出来ないことが多い。
特に、経験の浅い中学生選手には、その傾向が強くタスキを渡してから思わず泣き伏す選手が見られたが、同じ思いだったのだろうか
コースは、引地川親水公園の遊歩道を走る往復コースであるが、この日も先月から渡ってきた「ゆりかもめ」の大群が群れをなして飛び回っており、いつもの静かな雰囲気と違いを感じているようである。
親水公園は、水辺の公園として芝生の護岸や親水広場もあり、自然とふれあうことができて、多くの市民に親しまれているが、最近はゆりかもめや鯉の遊ぶ水辺としてもにんきを呼んでいるそうだ。
かもめや鯉に餌を与える度に、餌を求めて飛来する姿は、何とも心休まるひと時である。
また、コース際の橋の上からは、蛙くんがセンスを振って応援している姿もあり、走り終わった選手が記念写真を撮る光景も見られたが、疲れた選手は癒されたのではないだろうか?