この日も朝から冷たい風が舞い寒い朝でしたが、マイコースの引地川親水公園に出てスロージョグで足慣らしをしていると、中州にはマガモやカルガモ一家が散策する珍しい光景がみられ、めっきりと今シーズンは、数が増えてきています。
親水公園を一周してふるさとの森へと上り、枯れ葉積もる散策路をジョグっていたが、気分もハイとなり足を延ばして石名坂公園を経て伊勢山公園へと向かった。
桜の花見スポットの伊勢山公園は、さほど高い山ではないが階段を上るのが難儀で花見シーズン以外には、あまり訪れる人もないようで久しぶりの訪問となりました。
公園広場に着くとすっかり整備されており、江ノ島海岸を一望できる見晴台が新設されており、この日も冬の陽射しを受けて素晴らしい展望が拡がっていた。
公園内には、藤沢市最古の江戸時代の庚申供養塔があり、説明板によると1653年(承応2年)の建立で市内に300数十基ある中で、15基が重要文化財に指定されているとあり、三猿の珍しい姿が掘り込まれた貴重なもののようです。
また、戦没者の慰霊碑が集められて桜が植栽されて今日の花見スポットになっていると伝えられています。
この後、旧東海道へ出て先の藤沢宿の上方見附跡から西側をフォローすべく走ると、道端の石段の上には「おしゃれ地蔵」と呼ばれる双体道祖神が白粉や口紅が塗られて、ひっそりと佇んでいました。
案内板によると、 「女性の願い事は、何でも叶えられるそうで、願いが叶った折には、お化粧してお礼をする」習わしとなっていると・・・・・美しい花が一杯供えられていたが、モテモテのようですね(
)
さらに、その先には、アンパンマンとバイキンマンの石像がにこやかに立っていましたが、これは何と石材屋さんの店頭でした・・・(笑)
旧東海道から1号線へ出る四谷交差点では、「四谷不動」(大山道標)が鎮座しており、昔大山詣の分かれ道の道標だったようですが、素晴らしいものでした。
その先の城南交差点の先には、日本橋から54Km地点の道標があり、名残りの松並木の先には「二ツ家稲荷神社」がありますが、昔 大山詣で帰りの信者たちが江ノ島方面へ無会う途中の休憩所(立場茶屋)として二軒の茶屋があった案内されていました。
境内にも、「寛文十年(1670)」の重要文化財に指定されている庚申供養塔があり、レリーフの三猿が主役を為しています。
ここから大山道を進んで茅ヶ崎との市境のゴルフ場を横目に湘南の丘へ登ると、大山の峰々の美しい遠望が拡がっていました。
改めて藤沢宿に始まりふるさとの歴史散策のスロージョグを楽しんできました。