今年も知人が出展されている現代書家の書展「欅会書展」の案内をいただいたので、銀座松坂屋別館カトレアサロンの会場へ観に出かけてきました。
いつものことながら会場に入るや圧倒されるような大作が目に飛び込んできて、会場には多くの来訪者で賑わっていましたが、顔見知りの理事の方々の出迎えを受けていた。
今回は74名の書家の作品と「浜田桂泉展」も併催され、会場一杯に大作の数々が展示されていました。
立春を過ぎて未だ大雪の便りが聞かれる極寒の日々が続いているが、会場入り口のデスプレイとして、山形県特産の「啓翁桜」に迎えられて、会場には一足早い春を感じる優しい雰囲気でした。
今回のテーマは、「翔(はばたく)」となっており、その詩も「甦る大地 春はすぐそこに・・・」、「世界を翔けめぐっては・・・」、「愛おしき母なる大地に・・・」、「この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ 悲しみのない自由な空へ・・・」など、明日に向かって明るい未来への希望を書いておられる意志が伝わるようです。
作品には、漢字やかなの巧みな筆使いの面白さに、墨の濃淡や流れるような仮名文字、画面いっぱいの空間の取り方など、実に現代書は奥の深いアートであり、その表現は無限大に広がっている。
また、作品には、「U23の部」コーナーがありましたが、サッカー選手の表現だろうか?「夢」、「跳」、「響」、「大空」・・・など立派若手の有望書家の作品に目を引かれていた。
先日には、地元の小学校で書初め大会が行われ呼ばれて観ていたが、体育館一杯に児童が拡がって、懸命に課題に挑戦して筆を走らせていたが、その躍動する作品に込める児童たちに関心していたところでした。
その書初め発表会では、その素晴らしい筆の躍動感を見せられて、日本文化の大切な心が生きていることに明るい希望を感じていました。