時折陽射しもある寒い朝でしたが、ライフタウンから藤沢でもっとも里山の雰囲気が残る慶応大学周辺へ散歩を兼ねてジョグってきました。
この日は、いつも眺められる富士山も全く視界になく、田園風景を眺めながら遠藤地区の散歩道を行くと、ひっそりとお稲荷さまが佇んでおり、いつ頃のものだろうか?心の風景に出会った気分で参拝・・・
しばらくして、「ふじさわの大仏様」と言われている『寶泉大仏』さまの寶泉寺へ立ち寄ってみたが、我がふるさとの曹洞宗大本山永平寺の直系のお寺様で、何か身近に感じており、時々参拝させてもらっている。
山門へ通ずる階段を上がると山門前には仁王様が迎えてくれましたが、以前には無かったもので、確か数年前に新しく改装されたと記憶するが、阿吽の造形が素晴らしい・・・
山門の隣に鎮座する「寶泉大仏」は、説明板によると、この大仏の印相は、右手が衆生の畏れや不安、苦しみを無くするため施無畏の印を表し、右手は悪魔を降す降魔の印となっているそうで、左手の手の平が下を向いているのが、特徴だそうです。
また、境内には、珍しい布袋玉がありますが、軽く叩いて持ち上げると重く感じ、優しく撫でてから持ち上げると軽く感じるというマジックボールのようで、人の心の内面を重さで表しているそうで、布袋様が慈悲の心を説いていますが、遠藤のパワースポットとして、有名となっているようだ。
本堂の前には、「なでぼとけ(おびんずるさま)」が鎮座しており、おびずるさまの体を触って自分の具合の悪いところを触れば、身代わりをしてくれる優しい仏さまです。
他にも、水子地蔵尊や南無観世音菩薩の観音堂、閻魔堂、など、比較的新しいお堂が多いようですが、地元では大変親しまれている心のふるさととなっているようですね。
寶泉寺を後にして、彼岸花で賑わう小出川に戻り茅ヶ崎の里山の竹林の道をのんびりとジョグっていると、この時期でも萎びた柿の実が目に付き驚いたが、珍しい柿の種類だろうか?
ライフタウンへ引き返して地元の氏神ともなっている「滝ノ沢不動」に参拝に立ち寄ってみたが、今月末には祭礼が行われる予定となっている。
今日も日本海側には、厳しい大雪予報が流れていたが、寒いながらも走れる喜びを感じて帰宅した。