先日、日本橋高島屋で開催されていた越前和紙「美と芸術の世界展」に出かけてきました。
我が故郷 越前ふくいが世界に誇る伝統の芸術品である「越前和紙のアート」が、披露されると案内をいただき、出かけてきましたが、会場には素晴らしい作品の数々が展示されており、驚きの美の世界でした。
越前和紙の歴史は古く1500年前から受け継がれているそうで、伝統的な手漉きと、その芸術的な美しさは、世界にも「Washi」として取り上げられているそうで、今日のテレビでも紹介されていました。
会場に入ると、県の観光課の方に案内されて作品の数々を紹介してもらったが、入口には見事なタペストリーやテーブルクロスの新作が展示されており、既に売約済みだったようです。
この作品は、ふくいが誇る和紙のアーテイストであり和紙工房の経営者でもある、長田和也氏の作品で、これまでも氏は、海外にも個展を開催されて、数々の賞を取っておられるそうで、その作品は他では見られない和紙独特の良さが表現されていました。
大型のタペストリーや掛け軸にデザインされたタペストリーなど大作ばかりで、そのデザインから制作過程の一つ一つを見てみたいものだと感心させられていたが、会場に見えておられる人達からも驚きの声が聞こえていた。
また、小物でも素晴らしいデザインのエコバックが訪れた人の人気を呼んでいたようで、目の前で次々と求める人で、奪い合いの様相でした。
和紙で作った傘のランプシェードや行燈に、墨流しの芸術模様なども紹介されていたが、その技法は実に奥が深そうで、長い伝統が生きているようです。
また、今注目の東京スカイツリーをデザインした作品も展示されていましたが、どの作品も素晴らしいデイスプレーが施されており、何とも言えない幻想的な雰囲気が出来ていました。
観終わって高島屋屋上へと出てみると、サタンの悪魔?に出会い睨まれていたが、「にらみサタン」のでした・・・
地上へ戻ると、高島屋のデスプレーには、天使のような兄弟のサイクリストが、クロスバイクに跨り天へ昇るようなしぐさで、偶然にも天使と悪魔の共演が見られました。