春のランニングシーズンもそろそろ終わり、暑い時期のレースは少なくなってきたが、空前のランニングブームで、街中のランナーやジョガーは驚くほど多くなっているのを実感する。
先日走った山中湖ロードレースでも、2年ぶりの参加でしたがハーフと1周コースのランナー約13,000人が広くない湖畔道路を埋め尽くしており、隔世の感を覚える程でした。
昨年まで、同日に開催されていた「皇居周回全国OB・OG駅伝」は、余りに皇居周回コースを走るランナーが多くなり社会問題となるほどで、残念ながら中止に追い込まれたようだ。
また、秋のシーズンに開催される都市型フルマラソンも既に申込みが締め切られたり、受付開始と同時に定員オーバーとなり、昨年第1回を開催し好評だった大阪マラソンは、先日申込みが締め切られたが、何と15万5千人以上の申し込みがあり、5.5倍の狭き門となっている。
昨年も外れていたので、今年はと期待しているが、どうなることやら?
さらに、昨年は1か月後の開催だった神戸マラソンが大阪と同日開催となったにもかかわらずこちらも約5倍の競争率となり、このブームは何時まで続くのだろうか
関東では、やはり同日(11.25)開催の第1回富士山マラソン(河口湖マラソン改め)や、つくばマラソンもこれから募集が始まるが、どの大会に出れるのか?すべて抽選待ちの状態で全く予定が立たない悩みは、ランナー共通の悩みである。
最近の某財団の発表によると、ジョギング・ランニングの推計人口は、約900万人になると予測しているが、約5年間で1.5倍に急増しているそうで、まさに東京マラソンがブームの火付け役になっているようだ。
先日、東日本大震災で津波被害を受けた気仙沼市の離島大島で復興支援マラソンの「気仙沼大島ランフェスタ」が開催されて、全国からランナー約1200人が集まり、瓦礫の山を見ながらランナーと島民が一体となって盛り上がったと、ニュースになっていたが、今のマラソンブームを象徴しているようである。
管理者もこれまで観光を兼ねて各地の大会に参加してきたが、開催地での触合いや名所を楽しみ、一方地元では大会を通じての地域の活性化に繋がるようで、近年は町起こし事業として多くのマラソン大会が生まれており、ランナーとしてはうれしい限りである。
ただ、当然ながらシーズンには、多くの大会が集中してくるので、大会を選ぶことになるが、人気大会には多くのランナーが集中して、抽選で選ばれることになり、嬉しくもあり痛し痒しでもある。