師走に入り今年も話題の「新語・流行語大賞」が発表され、テレビ・新聞で大きく報道されているが今年の世相を表す言葉とは何だろうと注目していた。
先に発表されていた流行語としてノミネートされていた言葉をみると、聞く人・見る人によって様々だろうが、今年の「世相」を振り返る意味で面白い言葉が並んでいる。
年間大賞に選ばれた「ワイルドだろお~」(お笑い スギちゃん)は、管理者にとっては正直初めて聞いた言葉で、どういう場面で出たのか、その意味も良く判らずで驚きでした。
他にも、「終活」や「LCC」も、それ程話題になっていたのだろうか?と、流行に後れている自分に寂しさを覚えていた。
一方、オリンピックイヤーであった今年は「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」や「霊長類最強女子」、「もっといい色のメダル」などは、記憶に新しく話題になっていた筈だが、「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」 のみで、スポーツ界には寂しい思いをする。
また、「脱原発」や「近いうちに・・・」、「第3極」、「維新」、「決められない政治」などの政局にかかわる言葉は、連日、報道機関を通じて語られていたので、解散総選挙の時期とも絡んで我々世間一般には、耳から離れない言葉として納得・・・
昨年は、東日本大震災の影響で、「絆」、「帰宅難民」、「3.11」、「風評被害」などが占めていたが、すっかり今年は世相語から消えていたが忘れられてしまったのだろうか?
特に気になるのは、毎日毎日話題となっている「尖閣諸島」や「竹島問題」も、ノミネートさえされていないが、一般大衆の目や耳には関心が無いのだろうか?
「世相」とは、「世のありさま」という語彙となっているが、選考結果は世間一般の「流行」とは一致していないようで、毎年のことだがお笑いばかりが取り上げられるのも、納得しがたいところ・・・
現在の日本の現状を表しているようにも見えてくる・・・・