冬至を迎えたこの日は、この冬一番の寒い朝となり、東の空は燃えるような朝焼けの朝となっていたが、雨の予感を感じながら友人を案内して鎌倉源氏山から寿福寺を散策してきた。
源氏山には、先週もトレランで走っていたが、秋の名残もある葛原岡ハイキングコースを経て源氏山へと向かうが、林道を登り切ると天(世)を支えるという「天柱峰」では、五重塔や石碑が建ち稜線からは鎌倉の眺望が望めました。
その先の葛原岡神社では、祭神の日野俊基を守り続けてきたと言われる「昇運の神龍」や「縁結びの神」が参拝客を迎えてくれました。
富士山を望む高台には、日野俊基の墓所がありますが、春には源氏山公園の桜の名所として花見客で大変な賑わいとなるが、この日は人影はありません。
源頼朝像が建つ源氏山公園広場では、園児が遊ぶ光景も見られたが、寒さでのんびり楽しむ雰囲気もなく、モミジも落葉してすっかり冬の風景となっていました。
源氏山の山頂である「かがやきの森」へ上がると、「七福尊神」の石碑や五輪塔が建つが、余り知られないひっそりとした広場となっており、北鎌倉方面の山並みを望めました。
源氏山から寿福寺へ通じる細道を行き切り裂いたような切通しを抜けて、壽福寺の墓所へ到達・・・
寿福寺墓所に入ると、裏山には多くのやぐらがあり、その中には北条政子や実朝の墓があり、独特の雰囲気を感じました。
墓所を一回りして寿福寺の美しい参道を歩き山門へと出ましたが、人影もなく春の大勢の参拝客で賑わう光景とは違った静かな佇まいの冬の光景を楽しんだ散策でした。