MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤沢浮世絵展・弥次喜多浮世絵

2018年09月15日 | アート・文化
藤澤浮世絵館が開館1周年を迎え、今月より新しい企画展が始まりました。

今回は、「やじきたが来た 見た 食べたの特別展で、東海道の旅の世界を伝えるキャラクターの弥次喜多や、藤沢・東海道の名所と名物を描いた作品など4コーナーで77点の名作が展示されていました。


「東海道五十三次コーナー」では、「東海道中栗毛の野次馬」と名付けられたテーマで、日本橋から京まで32点の十辺舎一九作の「東海道中膝栗毛」に登場する弥次喜多を描いた画が観られました。


日本橋と大磯で食を摂っているユーモラスな光景です。


藤沢宿の旅籠でジャンケンしたり、小田原宿で喜多さんが五右衛門風呂に入る光景を面白く描かれています。


三島や蒲原の宿の愉快な光景です


土山、京では、雨の中を歩き梯子を担いで歩き人々にぶつかる様子が描かれています。


「藤沢宿コーナー」
では、「広重の張交絵で見る東海道」と題した日本橋から京までの歌川広重の図会7点が展示されています


平塚の高麗山や大磯の鴫立沢、小田原の梅林、箱根の塔ノ沢が交絵で描かれています。


「企画展示コーナー」では、「弥次喜多と巡る江戸の旅」と題して、弥次さん喜多さんの会話や街道の様子が描かれた、十辺舎一九や歌川国貞、歌川芳虎の21点が展示されています。
 弥次さん、喜多さんの宿場でのユニークな表情も傑作でした。




美人東海道と呼ばれるシリーズの作品には、富士山を背景に風俗的に美人が描かれています。





徳川将軍一行が上洛する街道の光景を12枚続きの湾曲させて道中の名所や名物も描かれています。




名物の弥次喜多双六図です。


多くの名画を観ながら現在の水彩画や油彩画とは異なり、特有の構図や色合いの素晴らしい魅力を感じ水彩画とは全く作風が異なりますが、水彩画風に挑戦してみたい誘惑を覚えていました。
コメント
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