川土手の桜並木には春が近付いている。道にはみ出た桜の枝を避けながら頭を屈めて歩いていて上目遣いに空を見上げると芽吹き始めた蕾があった。正月の元旦だというのに本当に気の早い事だ。気になるものだから周りの木々の枝を調べてみるとまだまだ本当に小さな芽だった。安心した。冬は好きではないけれど、もう少しの間は寒い日が続いてくれないと春を待つ楽しみがなくなってしまう。
それにしても年をとった所為か時間がやけに速く過ぎていくように思える。
子供の頃の一日は本当に長かった。一週間なんて中々過ぎなかったものだ。
それにしても年をとった所為か時間がやけに速く過ぎていくように思える。
子供の頃の一日は本当に長かった。一週間なんて中々過ぎなかったものだ。