2023年10月「秋燈」
- 歳時記を行きつ戻りつ秋灯下 (竹葉)童子 麗子 遅足 容子 千香子
- さざなみやLEDの秋灯下 (佐保子)
- えんぴつの父の文字よむ秋灯下(遅足)童子 麗子 能登 晴代 容子 千香子 亜子
- 秋の灯や音信絶えし筆の跡 (亜子)容子
- 秋燈や線引きふえし住所録 (晴代)須美 能登 遅足 千香子
- 秋の灯や老母の両手とる姉妹 (郁子)竹葉
- 秋灯し廃寮ちかい窓に翅 (千香子)竹葉 佐保子 晴代 泉 郁子
- 秋燈やあれがわたしの帰る場所 (容子)竹葉 遅足 佐保子 亜子
- 道しるべ僧の秋の灯高野山 (泉)
- 秋燈や街道沿いにぽつぽつと (麗子)泉
- 秋の灯や母の形見のガレ洋燈 (須美)能登 郁子
- ひとり家の早めに点ける秋灯(あきともし)(能登)須美 童子 麗子 佐保子 晴代 亜子 泉 郁子
- 秋の燈や落語家の八掛見たり (童子)須美
自由題
- 大空に雲のアートや今朝の秋 (亜子)竹葉 麗子 郁子 遅足 佐保子 晴代 千香子 泉
- 越前の天守に高く鱗雲 (麗子)能登 遅足
- 茶巾より恵那山の出ず栗きんとん(郁子)童子 千香子 亜子
- 雨うがつ穴へ木の実の落ち着きぬ (晴代)須美 童子 竹葉 能登 遅足 佐保子 容子 泉
- 秋の朝若きへジャブら老健より (千香子)須美 麗子
- コロナ明け車上の御輿過疎の村(泉)能登 郁子 容子 千香子
- よき声の閻魔こほろぎ帰り道 (佐保子)麗子 郁子 晴代
- 手土産は巨大冬瓜ベランダへ (須美)
- 無花果や溢るる想い沁む割れ目 (竹葉) 亜子
- 居ぬひとの想いを食す秋刀魚かな (能登)須美 童子 竹葉 佐保子 晴代 容子 亜子
- 鳥一つ二つ寝所へ暮の秋 (童子)泉
- 錦秋の舞台に母の笑みうつつ (容子)
- カラオケのマイクや星を光らせる (遅足)
トップ賞は
兼題 絶好調の 能登さん
自由題 亜子さん 晴代さん
おめでとうございます