575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

白き米噛む度浮かぶ稲田かな  竹葉

2023年10月13日 | Weblog

食欲の秋・・

のはずが、このところの寒暖差で調子を崩し食欲減退、インフルエンザ大流行などときくと、季節感も体感もかなりずれていく思いです。

でも「新米」の美味しさは不動です!(笑)

亜子さん: 日本の原風景である稲田を詠んだ句。白米を炊いてその稲田のことを思い、素朴な感覚で詠むのもいい。

泉さん: 新米がでる季節、白米をかむと田園風景がでてくる。

私もいただきました。稲の成長を見守っていたならなおさら美味しく感じられたでしょう。刈入れ時の黄金の稲田をおかずに食べる白米!豊かな食卓です。ごちそうさま。

 

そしてこの時期、ぶどうも多彩な種類か並んでいます。

 葡萄剥き爪紫に甘露落つ  須美

能登さん: 葡萄は美味しいんですが、手が汚れ美味しいジュースが零れ、ですよね。

麗子さん: 漢字の多い句。「寒露落つ」で葡萄のしたたる様子がよくわかります。

葡萄を剥く手元のアップがリアルで甘い香りまでしてきそうですね。

 

 おおつぶのぶどうほおばりあっぷっぷ  郁子

須美さんからあっぷっぷが面白いと言っていただいたこの句ですが 我が家の三人娘の小さい頃の思い出です。

あっぷっぷというのは溺れそうというのではなく、にらめっこです。。

大粒のものはなかなかに高価。口にほおばりいつまでも堪能する間ににらめっことなりました。

   

器官につまるかもなどという危機意識には てんで疎い未熟な母親でしたが、事故もなく無事に育ってくれて感謝です。

そういえば唐辛子を触った手で目をこすってしまった子もいたなあ。。  郁子

 

コメント (1)
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