薫風の爽やかさが強調される楽しい一句、こちらも高得点でした。
能登さん:少し強い薫風にゆれる木の葉。その動きを大笑いと表現。うまい!
須美さん:薫風によって揺れる様子でしょうか葉っぱの大笑ひの表現が好き。
晴代さん:葉のそよぐ様を明るくとらえてますね。
童子さん:大笑ひの比喩が楽しいですね
遅足さんも一票、私も元気が出るようでいただきました。
この句は、旧かな遣いの表記もよい味を出しているように思います。
葉つぱが 大笑ひ するという擬人化も生きていて底抜けの明るさを感じました。
木はおそらく大木で、幾千の葉っぱをゆっさゆっさと揺らしていたのだと思います。
近所の空き地にクスノキではないかと思う大木があります。根本が5本に分かれながら一本の大樹を構成していて、五人家族の我が家では勝手に「家族の木」と呼ばせてもらっていました。近づいて見上げると空を覆うほどに茂る葉っぱたち。風が吹くと一斉に騒いで驚くほど大きな音を出します。拍手のようでもあり、笑い声のようでもあり・・木魂というか精霊の存在を信じたくなる瞬間です。あの木をまた見に行きたくなりました。 郁子