575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

薫風を入れて足袋はく巡礼者  竹葉

2024年05月30日 | Weblog

お遍路さんでしょうか?薫風を入れて膨らんだ足袋。足取りも軽くなる気がしました。

須美さん:薫風を入れて足袋はくがとても気持ちよくてまた歩く決意が感じられる。

亜子さん:とてもいい句。「足袋」は冬の季語ではあるがぎりぎりOKという気がする。お遍路さんは年中足袋をはいているので。

泉さん:冬の寒い日、夏の暑い日、今は季節がよく巡礼者も足取り軽い様子がわかる。

     ★★★

亜子さんに言われるまで足袋が冬の季語とは気がつきませんでした。それにしても「薫風を入れて」が効いていますね。清々しい一句です。

作者の竹葉さんは俳句の締め切りの頃、佐保子さんと再会の予定でした。残念ながら佐保子さんが体調を崩され延期になってしまったそうですが、再会が決まった時、折しも長良川の鵜飼いが始まったということを自由題の俳句にされていました。

      ふるさとの鮎の香りや友来る

とても気持ちのいい句だと思いました。岐阜ご出身のお二人またお元気で会えますように。 

                            麗子

コメント (1)
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