(ご近所さんはいつも畑で取れたお野菜など色々わけてくれるのですが、なぜか家の裏から声を掛けてこられます。:作者より)
猛暑だ!災害だ!減反だ!と不安が不安を呼び、一時期スーパーの棚からお米が一気に消えました。令和の米騒動。
ようやく登場の新米も高値が続いていて、お値打ちと思って手をのばしたら5キロでなくて4キロだったなど都会の喧騒は続いています。
勝手口からお米の届く豊かさはなかなか見られなくなりました。宅配とはまた違った趣きです。
須美:昔お米屋さんが配達してきた頃を懐かしく思い出した。
亜子:今年取れた新米が農家から届いてうらやましい。「勝手口」という言葉も懐かしい。
宝箱無事米になれ稔り田 須美
下5稔り田の4音がリズムとして少し気になりましたが、まばゆく黄金色に輝く稲穂が秋の風にゆれている光景が浮かびました。
泉さん:昔は収穫した米を大きな米櫃に入れて保存した。今年は消費者にとって米不足だった。暑さ、台風などの自然災害で待ち遠しいお米となっている。
確かにいきすぎた減反政策もあるとは思いますが、食の洋風化から米離れが進んでいることも確か。需給のバランスが崩れるととんでもないことになります。今回は非常事態ながら、余っている古米の在庫がきれいに捌けたかもしれません。我が家も災害時のアルファ米や簡易おにぎりが出動し、あやしい消費期限のものまで在庫一掃されました。そんな折、近所の新築工事の挨拶にコシヒカリ二合の入った小袋を熨斗つきでいただきました。
お米のありがたさと人情味のある贈り物にほっこりした瞬間でした。 郁子