575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鶺鴒のリズムよき尾の石づたい  晴代

2024年11月21日 | Weblog

「秋の鳥」句会いかがでしたでしょうか?なかなかじっくり鳥を見る機会がなく苦労した方も多かったようです。

それにしても色んな鳥が句会では飛来しました。百舌鳥・椋鳥・鶺鴒・鶫・鶉・鵯・かささぎ・目白などいろんな鳥が渡って来ましたね。

そんな中見事トップ賞に選ばれたのは晴代さんのこの句でした。

まずはいただいたコメントから。

竹葉さん:確かに鶺鴒は尾をいつも上下させて歩いてますね。それを「リズム良き」と詠み、「石づたい」も跳ねる感じが出てで良いと思いました。

郁子さん:鶺鴒の尾の独特の動きが見えるようです。私の見たのはアスファルト道路をチョンチョン歩く姿でした。

千香子さん:句もリズミカルです。

佐保子さんも採っておられます。

       ★★★

鶺鴒には「石たたき」「庭たたき」という傍題もあります。長い尾を持ち、石をたたくように尾を上下に降って河原の石を敏捷に渡り歩きますが、都会の近郊にも現れます。そうなのです。なかなか句が出来ない時、コンビニに行ったら、駐車場のアスファルトの上をちょんちょんとかわいく歩いているセキレイに遭遇しました。そこで思わず作ったのが

   セキレイの立ち寄るコンビニ駐車場  

でも晴代さんの秀句を見て「参りました!」の気分でした。

「リズム良き尾」がまさにその通り。

私も鶺鴒のこういう句を作りたかったです。これからも精進します。麗子

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする