575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

包装紙たたむ手際の師走かな  亜子

2025年01月09日 | Weblog

新年も9日目になり日常も戻って来た感じでしょうか?

週末は寒波襲来とのこと、被害が出ないことを祈ります。

さて、先月の句会での自由題のこの句。多くの票を集めました。まずはいただいたコメントからご紹介します。

能登さん:手際の良さに、いつも感心して見つめてしまいます。

童子さん:プロの技に憧れ、子供の頃ちらしや新聞紙でうちにあるもの次々と包装してました…プロの12月はその技が冴える季節ですね!

千香子さん:手際の後の省略が暮れのあわただしさを表しているようです。

郁子さん:歳末の忙しさを、包装紙を包む手際で表現い。最近はセルフレジで自分で袋詰めしたり、お金も機械に投入することもあるが味気ない。

晴代さん:某和菓子屋さんで手際に見とれたことがあります。

遅足さん、佐保子さん、私も頂きました。

私も大学生の頃、デパートのおもちゃ売り場や紳士服売り場でアルバイトをしていました。クリスマスシーズンはとても忙しく、家で包装紙で箱を包む練習をしたことを思い出しました。まず包装紙のどこに箱を置くかでうまく包めるかどうかが決まります。そして角はきちっとあり上げる。手際の良さが求められるアルバイト先でした。私にプレゼント包装を頼んだお客さま、手際悪くてごめんなさい。

作者の亜子さんはバスに乗って栄までお買い物に出かけられます。お歳暮で忙しいデパートの店員さんの手際のよさやコツにほれぼれしたそうです。

何気ない一瞬ですが師走の風情をよく捉えたトップ賞の句でした。私も今年はフットワーク軽く動くことを目標にしたいです。 麗子    

 

 

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