ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

同年代の仲間が集う会

2017-12-04 20:55:59 | 生き方
土曜日に行きたかったアルビレックスの試合を我慢して、幹事の一人として運営した会は、ほぼ同じ年代の仲間が集まった会だった。
30人弱が集まった会だった。
その半数が、定年退職しており、残りの半数がまだ現職であった。

集まった人たちを5つのグループに分けて、話を聞く、というのがメインだった。
そこでは、話題を提供する人は、昨年あるいは今年の春に職を退いた人。
集まった人たち一人一人のこれからの人生を考えるために、先に定年退職した人の退職後の暮らしについて話を聞こうというものだ。
定年退職しても、嘱託で仕事をしている人あり、週末にスポ少で指導している以外は特に何もしていない人あり、日本中をドライブして回っている人あり、…いろいろである。
その後、懇親会を行ったことは言うまでもない。

発表した人の話や懇親会等での様々な人の話を聞いて、何人もの退職者は、配偶者との付き合い方に配慮が必要だと言っていた。
互いに自由になる時間が必要だが、一方的であってはいけない、とのこと。
自分の好きなことをやる代わりに、相手にもその時間はやらなくてはいけない。
ただし、自分が好きなことに動く時には、相手の意向も聞いてあげるべきだ、とか。

食事を配偶者に代わって作るようになったが、喜ばれることばかりではなかった。
作った材料を見て、「この時期、これは高すぎるでしょ。」
作っている姿を見て、「どうして、煮えるのを待っているだけなの。その間に別なものを作らないと。」
…などと、ご指導の言葉をいただくのだ、という話は、身に覚えがあって、苦笑した。

同じ年代の者が集まって、気が置けない話をするというのはいいものだなあ、と思った日であった。
退職者のある人の「定年退職後、ストレスがゼロになった」という話を、現職の人たちはうらやましがっていた。
また、ある者が「ゆるやかに下っていく」と形容していた言葉にうなずく人もいた。
またある者は、「やっと好きなことがやれるようになったから、海外に3回も旅行に行った」と言い、驚きの目で見られていた。

定年退職前後の仲間の集まり。
ゆるい話が多くて、気が置けない話をたくさん聞くことができて、好評であった。
年に一度の会だったが、参加者の最低年齢は59歳である。
来年は、全員が定年退職を経験して参加することになるのだなあ…。
コメント
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