ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

娘よ(89)~また1つ齢を重ねる

2017-12-10 22:18:58 | 生き方
娘が病になってから、誕生日を迎えるのはもう5度目になる。
病になる前は、「三十路になりたくない!」などと叫んでいたのだが、もう堂々のその路を進んでいる。

今年も、「埼玉の伯父さん」から、誕生祝いの花束が届いた。

お礼を言おうと、自分で「埼玉の電話番号って、04××―××―××××だよね。」と言いながら、自分で電話をかけていた。
倒れる前に覚えていた電話番号とはいえ、しっかり思い出せたことや自分から間違えずにかけられたことは、見ていてとてもうれしかった。
残念ながら、伯父さんは留守にしていたみたいでその時は直接離せなかったが、しっかりと留守番電話にメッセージを吹き込んでいた。
そうした姿には、着実な回復を思うのだ。

娘からの誕生日の夕食には、好きなサーモンの入ったカルパッチョやコンニャクなども並んだが、好物なので母(私には妻)に言って、リクエストしたのは、グラタンだった。

【今年のグラタン】
この時期にグラタンを見ると、入院していた4年前の12月を思い出す。
今年と同じようにグラタンを希望していたのだった。
ところが、11月下旬の激しい発作で、集中治療室に入ってしまったため、誕生日には食べられなかった。
やっと食べられたのは、12月も大晦日の前日だった。
病院まで持って行って、病院のレンジで温めて食べさせたのだった。

【その時のグラタン】
娘は、本当に不思議なことに入院していたことは、何も、全く覚えていないと言う。
だから、グラタンに、私が4年前のことを思い出す、と言っても、まったく無関心だ。

ただ、あの大変だった頃を生き抜いて、今に至っている。
娘が、今もしっかり生きて年齢を重ねていることに、親として喜びを感じている。

誕生日を迎えると言えば、今年は、運転免許証の更新に当たる年だった。
いちおう先日、運転免許証の更新に出かけた。
免許証は一度発行してもらったが、やはり医師から書いてもらった診断書の提出を求められた。
どうやら、しばらくは運転が認められない措置になりそうだ。
もっとも、もともと医師からの許しがないと運転させるつもりはなかったのだけれど…。

また1歳齢を重ねた。
ゆるやかではあるが、様々な面で回復の手ごたえは感じている。
何日か前のことでも、自ら話題にできたりすることもある。
この2か月半の間に、3回もホームでのサッカー観戦に出かけることもできた。
その時、駐車場からスタジアムまでの道のりも、元気にあるくことができた。
スタジアムの階段も、手すりにつかまりながらスムーズに森ることができた。
時々、あまりにも簡単に直前のことを忘れて家族ががっかりしてしまうことはあるけれども…。

年齢は上がっていくが、着実な回復を願っているよ。

誕生日、おめでとう!



コメント
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