当選 花角 英世 546,670票 60 前海上保安庁次長 無新
池田千賀子 509,568票 57 前県議 無新(立民、国民、共産、自由、社民推薦)
安中 聡 45,628票 40 前五泉市議 無新
新潟県知事選が終わった。
「与野党対決」「安倍政権の信任を問う」などと日本中から注目されて行われた選挙は、自民、公明両党が支持する花角氏が勝利し、当選となった。
これで政権与党の側は、信任されていると喜んだようだが、そういう簡単なものではない。
上記のように、対立候補の池田氏は、野党5党の推薦を受けていた。
だが、花角氏は、自公の支持は受けても推薦は受けていない。
野党の推薦を受けた池田氏には、各党の党首らが駆け付けて、街頭で応援演説を繰り返した。
しかし、花角氏は、自公の色を薄くするために、与党の著名な人からの応援演説は受けなかった。
しかも、当初は、原発の賛成・反対を問うものになると思われたのに、自公側の花角氏は、原発に関して、「県民が納得しない限り、原発を動かさない」との主張を訴えた。
そこで、原発再稼働に関しては、論点があいまいになった、とも言える。
こうして、単純な自公対野党の構図、安倍内閣の信任・不信任とは違う争いとなっていたのである。
あいまいになったところに、花角氏にはかつて県の副知事をはじめとした、行政に関する豊富な経験があった。
そのような経験を生かし、人口減少への対応や産業・観光の活性化等、原発再稼働問題だけではなく、新潟県の抱える諸問題に取り組んでほしいという期待が氏の当選につながったのではないだろうか。
政府与党との関係を薄く見せて当選した花角氏だが、きっと早晩再稼働への同意を求める政府の圧力がかかっていくことだろう。
それでも新潟県知事として、「県民が納得しない限り、原発を動かさない」という揺るぎない主張を押し通せるのだろうか?
県民の一人として、今後の花角新知事のリーダーシップのあり方を注目して見ていきたい。
池田千賀子 509,568票 57 前県議 無新(立民、国民、共産、自由、社民推薦)
安中 聡 45,628票 40 前五泉市議 無新
新潟県知事選が終わった。
「与野党対決」「安倍政権の信任を問う」などと日本中から注目されて行われた選挙は、自民、公明両党が支持する花角氏が勝利し、当選となった。
これで政権与党の側は、信任されていると喜んだようだが、そういう簡単なものではない。
上記のように、対立候補の池田氏は、野党5党の推薦を受けていた。
だが、花角氏は、自公の支持は受けても推薦は受けていない。
野党の推薦を受けた池田氏には、各党の党首らが駆け付けて、街頭で応援演説を繰り返した。
しかし、花角氏は、自公の色を薄くするために、与党の著名な人からの応援演説は受けなかった。
しかも、当初は、原発の賛成・反対を問うものになると思われたのに、自公側の花角氏は、原発に関して、「県民が納得しない限り、原発を動かさない」との主張を訴えた。
そこで、原発再稼働に関しては、論点があいまいになった、とも言える。
こうして、単純な自公対野党の構図、安倍内閣の信任・不信任とは違う争いとなっていたのである。
あいまいになったところに、花角氏にはかつて県の副知事をはじめとした、行政に関する豊富な経験があった。
そのような経験を生かし、人口減少への対応や産業・観光の活性化等、原発再稼働問題だけではなく、新潟県の抱える諸問題に取り組んでほしいという期待が氏の当選につながったのではないだろうか。
政府与党との関係を薄く見せて当選した花角氏だが、きっと早晩再稼働への同意を求める政府の圧力がかかっていくことだろう。
それでも新潟県知事として、「県民が納得しない限り、原発を動かさない」という揺るぎない主張を押し通せるのだろうか?
県民の一人として、今後の花角新知事のリーダーシップのあり方を注目して見ていきたい。