ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今までにない、日本代表の自信をもった戦いぶりに魅せられている

2018-06-25 21:48:09 | スポーツ
サッカーワールドカップロシア大会、Hグループ第2戦、日本対セネガル。
日本時間は、真夜中12時試合開始だった。
アルビレックス新潟の攻められっぱなしの試合を見た後、疲れてしまった。
10時を過ぎて、「寝るか」と寝ることにした。
もし12時に目が覚めたら、日本-セネガル戦をテレビ観戦することにしようっと。
目覚ましセットは11時50分だったが、目が覚めたら時計は0時4分だった。
おお、目が覚めたか、と自分に言って、茶の間ですでに観戦中の息子に合流した。

画面からは、世界のプレーのすごさが伝わってきた。
いやあ、セネガルのスピード、今の流行言葉で言えば、「半端ないって。」
あの身体能力!
スピードがありながら、チームプレーを徹底できている。
以前のアフリカのチームなら、身体能力に任せて組織的なプレーはできなかったものだが、今は違うらしい。
こんなすごいチームが相手では、日本の選手たちは戦いようがないのではないか、と、劣勢を自覚した。

ところが、である。
体格で劣る日本代表だが、動きで負けていないのである。
「敏しょう性」が日本の持ち味だというが、身体能力の余るセネガルの選手たちの隙間で、細かく動き回り、ボールを奪取するのである。
選手たちの思いが伝わってきた。
動き負けしない。
絶対に勝ってやる。
1人でダメなら2人で相手に当たる。
ボールを奪い取ったら、前線へ縦パスを送る。
相手が迫ってきたら、怖がらずに速いパスを味方に送る。
確かに相手の攻撃は脅威だったが、それに対応できている日本チームがいた。
身体的不利を工夫で補って、十分に戦えていた。
そのことに感心してテレビ画面に釘付けになっていた。

もう一つ感心したのは、メンタリティである。
日本は、今まで世界の相手に精神的に圧倒されることが多かった。
それが、この日の戦い方は違った。
セネガルに前半11分に先制されてしまったのに、粘り強く戦い続け、縦パスを生かして長友―乾で同点弾をたたきこんだ。
後半も、日本がチャンスをつかみながら決め切れずにいたら、71分に勝ち越されてしまった。
ところがところが、それでもめげずに、78分に何人もからんで、最終的に本田が同点ゴールをたたき込んだ。
先制され、勝ち越され、2度も窮地に陥ったのに、2度追いつくことができた。
強いチームでなければ、このような2度も追いつくような戦いはできないと思う。
技術はもちろんだが、精神的にも強くたくましいチームになったなあと感心する。

強くなったのは、自信がもてるようになったことがあるだろう。
日本では見たことのないプレーに面し、世界の広さ・すごさに驚き、ため息をつく。
日本代表であっても、そんな姿を見せる選手は今まで多くいた。
ところが、今回の選手たちからは、そのような姿を見えない。
皆、本気になって勝とうとしている。
そして、勝つためには一人一人が何をしなくてはいけないかを突き詰めてプレーしている。
その上で団結している。
ここに至るまでには、何人ものプレーヤーたちが外国に渡り、レベルの高いサッカーの中で己が通用するまでに技術を磨き、己にしかない武器を磨きして、ここまで力を高めてきたことが根底にあるだろう。
個々が自信をもって、そして力を合わせて確かな策を展開して戦い、今の日本代表選手たちが躍動している。
そんな戦い方がすごく魅力的に見える。

今までに見たことのない、日本代表の戦いぶり。
対コロンビア、対セネガルの2戦を通して、すっかり魅せられてしまった。
次のポーランド戦では、どんな戦い方を見せてくれるだろうか。
非常に楽しみだ。
コメント
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