ボーッとしてうつらうつら寝ていたところに、ジャリーン、ジャリーンと金属音が響いていることに気が付き、目が覚めた。
時計を見ると、6時42分。
えっ!?やっているの?雨なのに。
そう思って、はね起きた。
今朝は、近くにある公園の清掃日だった。
先日の町内会の回覧板で、今日の6時30分から7時30分まで、町内の公園の清掃作業を行うとの連絡が回っていた。
明け方4時台に目が覚めたおかげで、5時を過ぎてから激しい雨が降ってきたのを知り、6時過ぎになって、今日の町内清掃はないな、と思ったら、いつの間にか眠っていたのであった。
あわてて起きて窓から外を見ると、小雨が降ってはいるが、公園の方からは刈り払い機で草を刈る音が複数聞こえた。
雨に当たってもいいように急いで作業着や雨具等を着て、長靴をはいて外に出た。
台風が来そうだということだが、小雨の中、町内清掃は、予定通り行われていた。
わが家には刈り払い機はないが、今までの公園清掃で機械はなくとも、刈り取られた草を集める作業をする人が必要なことを知っていた。
だから、柄の長い竹熊手を持って、公園に駆け付けた。
町内のリーダーの方に、「遅くなってすみません。」とひとこと謝ってから、さっそく草の掃き集め作業に精を出した。
一生懸命掃き集めていると、あっという間に汗がふき出してきた。
それにしても、小雨の中、20人くらいの人がよく動いているものだと感心した。
刈り払い機で、園内のあちらこちらに草を刈り取る人。
その周辺に、竹ぼうきや長い熊手状のもので、草を掃き集めて山を作る人。
一輪車をもって、その草の山を集めて積んで、公園の隅の草捨て場に持っていく人。
一輪車はなくとも、大きなちりとり(てみ)に集めて草を運ぶ人。
それぞれ、自分ができる仕事を決めて、くるくるとよく働いていた。
なかには、「近ごろ腰が痛くて…」などと言いながら、作業する手を休めない人もいた。
なかなかすばらしい人たちだと思った。
台風が迫るこの悪天候の中で、朝早くから黙々と作業している。
決して自分のためではない。
自分が住んでいる地域の公園のため。
そこで遊ぶ子どもたちのため。
自分の都合を捨ててこうして清掃作業を行う人たちのことを、すごいと思った。
寝坊してそれに遅れてきた自分を恥ずかしく思った。
よく「世のため 人のため」と言う。
自分の利益のためでないと動かない人も多く見かけるようになった現代、このような「世のため 人のため」の行動は、とても尊いものだと改めて思った。
こういう人たちがいて、人間社会は成り立っているのだよなあ…。
時計を見ると、6時42分。
えっ!?やっているの?雨なのに。
そう思って、はね起きた。
今朝は、近くにある公園の清掃日だった。
先日の町内会の回覧板で、今日の6時30分から7時30分まで、町内の公園の清掃作業を行うとの連絡が回っていた。
明け方4時台に目が覚めたおかげで、5時を過ぎてから激しい雨が降ってきたのを知り、6時過ぎになって、今日の町内清掃はないな、と思ったら、いつの間にか眠っていたのであった。
あわてて起きて窓から外を見ると、小雨が降ってはいるが、公園の方からは刈り払い機で草を刈る音が複数聞こえた。
雨に当たってもいいように急いで作業着や雨具等を着て、長靴をはいて外に出た。
台風が来そうだということだが、小雨の中、町内清掃は、予定通り行われていた。
わが家には刈り払い機はないが、今までの公園清掃で機械はなくとも、刈り取られた草を集める作業をする人が必要なことを知っていた。
だから、柄の長い竹熊手を持って、公園に駆け付けた。
町内のリーダーの方に、「遅くなってすみません。」とひとこと謝ってから、さっそく草の掃き集め作業に精を出した。
一生懸命掃き集めていると、あっという間に汗がふき出してきた。
それにしても、小雨の中、20人くらいの人がよく動いているものだと感心した。
刈り払い機で、園内のあちらこちらに草を刈り取る人。
その周辺に、竹ぼうきや長い熊手状のもので、草を掃き集めて山を作る人。
一輪車をもって、その草の山を集めて積んで、公園の隅の草捨て場に持っていく人。
一輪車はなくとも、大きなちりとり(てみ)に集めて草を運ぶ人。
それぞれ、自分ができる仕事を決めて、くるくるとよく働いていた。
なかには、「近ごろ腰が痛くて…」などと言いながら、作業する手を休めない人もいた。
なかなかすばらしい人たちだと思った。
台風が迫るこの悪天候の中で、朝早くから黙々と作業している。
決して自分のためではない。
自分が住んでいる地域の公園のため。
そこで遊ぶ子どもたちのため。
自分の都合を捨ててこうして清掃作業を行う人たちのことを、すごいと思った。
寝坊してそれに遅れてきた自分を恥ずかしく思った。
よく「世のため 人のため」と言う。
自分の利益のためでないと動かない人も多く見かけるようになった現代、このような「世のため 人のため」の行動は、とても尊いものだと改めて思った。
こういう人たちがいて、人間社会は成り立っているのだよなあ…。