ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

味を問わない米の等級分け…?

2019-10-17 22:32:07 | 新潟
最近のニュースで、新潟県人として気になるものがあった。
それは、「新潟県産コシヒカリの1等米の比率が過去10年で最低」という内容のものだ。

16日に新潟県が、専門家でつくるコメの品質に関する研究会で報告したものによると、
今年の新潟県産のコシヒカリの「1等米」の比率が先月末時点で20%と、過去10年で最も低かった平成22年産の20.3%とほぼ同じ水準にとどまっているとのこと。
これは、過去10年で最も低い水準にとどまっているということだそうだ。

コメの品質は、稲の穂が出た後高温の影響を受けやすいのだそうだ。
今年の8月、台風の接近に伴うフェーン現象で全国で最も高い気温を記録した日々があったのがその原因らしい。
米づくり農家は頭を痛めているという。

なぜ1等米でなければいけないのかというと、等級が低いほど買取価格が下がるためだ。

ただ、私が「?!」と思うのは、この等級分け自体だ。
コメの等級は、形やつやなど見た目を元に4つの等級に分けられるという。
しかし、等級が低くなっても、食味には影響ないとされている。

なんのこっちゃ?
食味に影響がないのに、なぜわざわざ等級分けするのだ!?
米を炊いて、ご飯がおいしければそれで十分じゃないか、と思う。
それをわざわざ「形」「つや」など、米のうちに「見た目」で分けるなんて…。

県外の大都市に出かけていくと、いつも米のまずさが気になる。
新潟で食べている米より、格段に味が落ちるからだ。
ひいき目に見ているところもあるかもしれないが、県産コシヒカリは、やはりうまいと感じる。
うまいものはうまいのだから、わざわざ等級分けする必要はないのではないか!?

味は問わず、見た目だけで等級を低くし、買い取り価格を下げることは、一生懸命米作りに携わった人たちの収入や生産意欲を減らすことにつながると考える。
この等級分けを、なんだかばかばかしく、むなしく思うのは、私だけだろうか。
コメント
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