ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

RUN中、土砂降り雨に遭遇して帰ってみると…

2020-06-29 21:11:49 | RUN
連日梅雨空が続く。
その割に、空の一部に青空が見えたり、急に日が差したりするものだから、なかなかたちが悪い。
そのたちの悪さに遭遇してしまったのが、今日だった。

それはねえ、ピンポイント天気予報では、たしかに雨の予報とは書いてあったよ。
だけど、降水量1mmと書いてあると、あまり大したことがないと思うじゃないですか…。
だから、少しくらいなら降られても大丈夫、そう思って走り出したのだった。

思った通り、あまり大したことがない雨が降り出したのは、3kmほど走ったとき。
多少濡れたけれど、熱くなってきた体を冷やしてくれるから、まあ気持ちよい降り方だったのだ。
こんな雨なら降ってもらってもいいな、と思いながら、走り続けていた。

6kmくらいを走っていたら、大粒の雨が降ってきた。
空を見上げてみると、いつのまにか灰色の濃い雲が覆っていた。
あまりにも雨粒が強くなってきたので、たまたま道沿いにあったあずまやで、少し小降りになるまで、雨宿りした。
そこでは、その時間は1分くらいだった。

雨脚が弱くなったので、再び走り出すと、道のそばに止めてあった軽トラックから2人の作業者が出てきた。
2人は、機械を使っての除草作業を行っていたのだが、雨が強くなったので車に緊急避難していたようで、小降りになって再開しようとしたのだった。
その脇を通り抜けてすぐ、急に雨がもっと強くなってきた。
先ほどよりも強いので、300mほど走ったところにあった公衆トイレに逃げ込んだ。

後ろから、もう一人の練習中のランナーが走ってきたが、彼は雨宿りせず走り去っていった。
こんなに降っているのに、遠くは青空が見える。


そう思ったのもつかの間、雨がさらに大粒になり激しく周囲をたたき出した。

これでは、あのランナーもまいってしまうのでは?
そう思うくらいだった。

舗道も、たたきつける雨で、あっという間に水路のようになった。
このままだと、最近テレビで見たような、冠水が起こるぞ。
早く雨よ止んでくれ~と、そう祈っていた。


10分くらい待って、ようやく小降りになったから、走りを再開。
しかし、1,2分したら、また土砂降りの雨が襲ってきた。
雨宿りする場所もなく、仕方がないので走り続けた。
知らず知らずのうちにスピード練習になってしまっていた。

約3kmくらい走って、家が近づいてきたら…。
あれ?空気が蒸し暑い。
そういえば、地面も水たまりがない。
それどころか、なんと、雨が降った形跡がない!!?

ぐしょぐしょに濡れた体で10kmあまりを走り、家に帰ったら、家族に、
「雨なんて、何にも降らなかったよ。」
「一滴も、雨は落ちてきていないよ。」
と、言われた。

ええ~っ!?
そんな、バカな!!?
あんなに強くたたきつけるように降って、水害の心配までした降り方だったのに、ここで雨は一滴も落ちていないなんて。
距離はせいぜい2kmくらいしか離れていないというのに、なんという違い!

…と、たちの悪い降り方に見舞われてしまった今日であった。
コメント
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