ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

涙雨…伊藤涼太郎のラストゲーム飾れず… ~2023第17節ホーム京都サンガ戦~

2023-06-11 20:08:00 | アルビレックス新潟

30,136人。

スタジアムに3万人を超える入場があったのは、昨季J2でJ1昇格を決めた10月の仙台戦以来だ。

その数字には、背番号と同じ「13」という数字も隠れている。

ベルギー・シントトロイデン移籍を決めた伊藤涼太郎のラストゲーム。

みんな伊藤涼太郎のプレーと、アルビレックス新潟の勝利する試合を見に来たというのに。

1-3の敗戦。

 

前半に先制されながら、後半72分ついに1-1に追い付き、さあこれから最高の瞬間を、という状況だったのに…。

そこからわずか3分後、ペナルティエリアの近くで不用意なパスから相手に勝ち越しゴールを決められてしまうし、さらにはダメ押しのPKまで与えてしまう不始末。

ガタガタっと、潟ってしまった。

 

伊藤涼太郎を快く送り出すはずだったのに、終盤、なんとも締まらない試合となってしまった。

スタッツを見ると、この試合も、数字的には新潟がまさっている試合。

なのに、今日も負け。

リーグ戦下位チームとの試合で負けるときはいつもこんな。

そのうえ、失点が軽い。

パスミスなどで簡単にボールを失うわ、簡単にPKを与えるわ…。

前々節のガンバ大阪戦の守備の教訓が何も生かされていない。

最近は、けが人や体調不良などで、DFのメンバーが固定されていない。

そこに連携の問題があるようにも思える。

簡単に失点するから、取り返すのが容易でない。

こんな状態で、得点源でもあった伊藤涼太郎がチームを去る。

失点が多い中、得点もさらに減るとしか思えない。

 

だが、スタッツを見ると、負けても数値は勝っているものが多い。

あとは、ゴール数を増やすというだけなのだ。

そのためには、簡単な失点で、勝てる試合を難しくしないこと。

 

涼太郎のセレモニー中は、雨が降っていた。

「涙雨」であった。

時折言葉に詰まりながらの挨拶は、私たちの心を揺さぶった。

「1年半という短い間でしたが、こんなに好きになったクラブはありません。」

「アイシテルニイガタ!」

涼太郎の海外挑戦が成功することを願ってやまない。

コメント
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