今年もうちの庭にユリが咲く季節となった。
3年ほど前に、「わが家のユリは、濃いオレンジ」としてここに書いたことがある。
そこでは正式にこのユリの品種を書いてはいなかったが、うちではスカシユリだろうと思ってそう呼んでいる。
何気なくウイキペディアで「スカシユリ」を調べてみた。
スカシユリ(透百合、Lilium maculatum Thunb.)は、ユリ科ユリ属に属する植物の一種。海岸の砂礫地や崖などに生える多年草。大きさは20cm - 60cmとなる。
ふむふむ、なるほど。
和名が書かれてあるところに、いろいろと書かれてあった。
和名
スカシユリ(透百合)
イワトユリ(太平洋岸)
イワユリ(日本海岸)
ミヤマスカシユリ(山地生)
ヤマスカシユリ(山地生)
ハマユリ
…なぜ、こんなにいろいろな名前があり、( )付きなのだろう?
そう思って「分布と分類」の項を見てみると、
日本の中部地方以北の海岸の砂礫地や崖、岩場に生育する。個体群が地理的に隔絶されており、地域型として、太平洋岸に分布する個体群と、日本海岸に分布する個体群に分けられる。太平洋岸の個体群をイワトユリ、日本海岸の個体群をイワユリと呼ぶ場合と、栽培品種をスカシユリ、野生種全般をイワトユリと呼ぶ場合がある。
・太平洋岸に分布する個体群
中部地方以北の海岸に生育し、イワトユリと呼ばれることもある。
本個体群から分化した変種として、山地生のミヤマスカシユリがある。
・日本海岸に分布する個体群
北陸地方以北の海岸に成育し、イワユリと呼ばれることがある。矮性の個体が多いとされる。
本個体群から分化した変種として、山地生のヤマスカシユリがある。
そうか。うちに咲いているのは、栽培品種のものなのだろうけど、イワユリもスカシユリの中に入るのだ。
去年の夏に、笹川流れで見たイワユリも、スカシユリと呼んでよいのかもしれない。
いずれにしても、オレンジ色が美しい。
青空にも映えていた。
さて、それよりも濃いオレンジに近いわが家のスカシユリ。
オレンジ色といえば…、
がんばれ、アルビレックス新潟!
(やっぱりそこに行きつくなあ…。)