★2012年1月 皇后杯決勝
● アルビレックス新潟レディース 0-3 INAC神戸レオネッサ○
★2013年1月 皇后杯決勝
- アルビレックス新潟レディース 2-2 (PK戦3-4)INAC神戸レオネッサ〇
★2015年12月27日 皇后杯決勝
- アルビレックス新潟レディース 0-1 INAC神戸レオネッサ○
★2016年12月25日 皇后杯決勝
- アルビレックス新潟レディース 0-0 (PK戦4-5)INAC神戸レオネッサ○
★2023年12月 クラシエ杯決勝
- アルビレックス新潟レディース 0-0 (PK戦2-4)サンフレッチェ広島レジーナ○
…なんという決勝戦敗北の歴史だろう。
今まで過去5回カップ戦の決勝に進出しているアルビレックス新潟レディース。
だが、一度も決勝で勝利したことがない。
いつもいつも、準優勝に終わり、完全にシルバーコレクターとなっているのだ。
そのアルビレックス新潟レディースが、久々に皇后杯の決勝に進んだ。
決勝は、明日の1月25日である。
対戦相手は、三菱重工浦和レッズ。
前季、前々季とリーグ戦で優勝している強いチームが相手となる。
準決勝では、新潟が過去4度決勝で煮え湯を飲まされているINAC神戸を、4-1で下している。
圧倒的な攻撃力をもったチームだ。
だが、新潟は、なんとしてもクラブ初のタイトルを手に入れたい。
主将である川澄奈穂美選手は、「メグにタイトルを取らせてあげたい」と言っている。
川澄は、かつてINAC神戸に所属して、新潟レディースの優勝を阻んでいる。
だが、昨年度、旧友のメグこと上尾野辺めぐみの願いを聞き入れてくれて、新潟に来てくれた。
川澄に「どのくらいの重さで来てほしい?」と問われた上尾野辺が、「地球3個分」答えたのは有名な話だ。
そして、初年度から新潟の主将としてがんばった川澄の効果もあり、勝利への意欲が高まった新潟は、こうして決勝まで進むくらい勝負強くなっている。
そして、今季のチームの目標は、「本気でタイトルに挑む」である。
そのタイトルまで、あと1勝に迫っている。
川澄だけでなく他のチームメートたちも、「メグさんにタイトルを取らせてあげたい」と口にしている。
なんてったって、横浜市出身なのに、上尾野辺のアルビレックス新潟在籍は、今年で19年目に当たる。
これだけ1チームに長期在籍する選手は、女子選手には稀有だろう。
その上尾野辺めぐみ選手も言う。
「トーナメント戦で決勝戦に出るのはなかなか難しいことだと思うし、私自身、年齢を踏まえて、ラストチャンスというくらいの気持ちで戦いたい」
39歳になった川澄同様、上尾野辺も、3月でまもなく39歳になる。
チャンスが多くないことをよく知っている。
ぜひ、明日の決勝では勝利してシルバーコレクターを返上し、優勝を勝ち取ってほしいと思う。
決勝の会場の広島は遠すぎるから、テレビの前で声援を送ろう。
Visca Albirex Niigata Ladies !!