ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

帝京長岡、半歩前進も、2年連続準決勝で敗れる

2021-01-09 22:04:38 | スポーツ
ああ、もったいない!
惜しい試合を落とした。
そう思った人が多かったのではないか?
全国高校サッカー準決勝、帝京長岡高対山梨学院高の一戦。

帝京長岡高が優位ではないかと思ったが、なんと試合開始早々に、たった21秒で山梨学院に先制を許してしまった。
相手の超ロングシュートが、ポストに当たる。
跳ね返りを、相手がシュートするも、キーパーが何とかはじく。
それを出足のよかった相手選手に決められてしまった。
電光石火のゴールだった。

試合の序盤こそ戸惑っていたが、しだいに帝京長岡がペースを握るようになっていった。
それなりにボールの支配率も上がっていった。

それだけに、後半、2点目を決められてしまったのは、痛かった。

0-2という苦境に陥っても、帝京長岡のプレースタイルは変わらない。
相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、ボールを丁寧につないで攻勢に出る。
すると、主将の川上が見事なシュートを決め、1-2、1点差。
攻勢を続けると、PKを獲得して、これも川上が決め、ついに同点に追い付いた。

まだ時間は15分ほど残っていたのだが、攻勢を生かせず、試合終了。
2-2でPK戦にもつれ込んだ。
ところが、最初のキッカー川上が、コースを読まれて失敗。
2人目も、大きく外して失敗。
試合同様に0-2となったが、ここで1年生GKの佐藤が2本続けて止めて、同点においついた。
ところが、帝京長岡が、またしても相手GKに防がれて失敗。
この後決められてしまい、万事休す。

試合全体を見ると、試合開始の前半の入り、PK戦の入りともに、ふわっとした雰囲気のまま臨んでしまったように思われた。
集中力が欠けるところを突かれたように思えてしまった。

帝京長岡は決勝に進めず、去年と同じく準決勝で敗退となってしまった。
去年は、シュートを打てども打てども同点に追い付けずに1-2で敗れた。
今年は、2-2の同点に追い付いたものの、PK戦で敗れた。
去年に比べて半歩進んだが、目標としていた全国の頂点を決めるところまで進めずに敗れ去ってしまった。

しかし、去年も今年も、見ている人たちに、帝京長岡のサッカーは面白い!と思わせる戦いぶりだった。
今年は、Jリーグに入団内定するような、個人で優れた選手はいなかったが、それでも決勝にあと一歩まで迫った。
秋以降、急速に強くなった。
メンバーには、1,2年生も多くいた。
帝京長岡の来年度の更なる飛躍を期待することにしたい。

試合中継中、帝京長岡のグラウンドの積雪の様子が、テレビに映されていた。
こんな雪国新潟県のチームでも強くなれる、ということを全国には示している。
あとは、栄冠をつかむだけなのだ。

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