難敵サンフレッチェ広島から、アウェイで勝利をもぎ取った!
6年ぶりのJ1での勝利。すばらしい!!
試合後、キャプテン堀米は、コメントをツイッターにあげている。
J1でひとつ勝つことの難しさ、大変さを感じるゲームでした。
だからこそ勝ち点3を取れたこのチームを誇らしく思います。
課題を改善し、次の試合に向かいます!
ビッグスワンで会いましょう🤝
「J1でひとつ勝つことの難しさ、大変さを感じるゲーム」
本当にそうだったと思う。
試合前のスタメン発表では驚きがあった。
開幕戦先発だった小見、途中出場した新井が、ベンチ入りしていない。
昨年同様に、メンバーが固定されていない、松橋監督流。
DFに舞行龍ではなく、トーマス・デン。
ボランチに、島田ではなく秋山。
右ウイングに太田修介。これは、J1初先発。
1トップに谷口ではなく鈴木孝司。
だが、このメンバー変更が見事に当たった試合でもあった。
試合開始から、広島はハイプレスで強いプレッシャーを与えてきた。
新潟は、なかなかボールを持てない展開が続いた。
でも、慣れればきっと打開できるはず。
初めの15分で失点しなければ何とかなるだろうと予想した。
すると、思った通り。
前半14分、伊藤からのパスを受けた三戸が、鋭い動きで左から中央に切れ込んでいくと、相手DFのタックルで転んだが、そのこぼれ球に素早い反応を見せた太田。
迷わず左足でシュートを放つと、ボールはネットに突き刺さった。
新潟先制。
ここで試合の流れが変わった。
新潟がボールを保持する展開が多くなった。
広島に早く追いつきたいという焦りが生まれたせいか、新潟の鋭い攻撃の場面もよく生まれた。
前半37分、鈴木から伊藤にスルーパス。
伊藤は前線へと持ち上がると、右の太田はにパスを送る。
エリア中央へマイナスのパスを供給すると、走り込んだ鈴木がゴールに流し入れるように追加点を決めた。
前半のスタッツを見ると、シュート数は五分ながら、ボール支配率も新潟が上回るようになっていた。
ところが、後半開始から広島が一度に3人を替えると、流れは再び広島へ。
新潟のパスがつながらなくなり、何度も何度も攻め込まれた。
そのたびに、GK小島のすばらしいセーブに救われた。
後半の79分には、広島がFKからはね返されたボールを、塩谷がペナルティエリア手前からダイレクトでボレーシュートを放つと、ゴールに突き刺さり、1点差となった。
そこからが長かった。
VARが何度かあったせいか、アディショナルタイムは「+7分」の表示。
それが次には「+10分」に変更された。
そのたびにハラハラ。
でもよく守って、試合終了。
2-1で、新潟6年ぶりのJ1で初勝利!
アウェイ2試合で、1勝1引き分けで負けなしとは、すばらしいスタートだ。
1ゴール1アシストの太田修介選手のインタビューが印象的だった。
松橋監督からは、「自分が何者なのか、示してこい」と言われたのだそうだ。
「この舞台に立つまでにすごく時間がかかったのだが、なんで来れたのか表現しようと思った」と心中を語っていた。
よくやった!さすが期待の新戦力!!期待にたがわぬ大活躍!!!
後半のスタッツを見ると、攻撃的なチームを趣向する新潟が、なんと後半のシュートはゼロであった。
広島は後半だけで17本も打っていた。
チーム全員でよく防いだと言える。
太田選手も、「後半は防戦一方だったので、課題が残った」とも言っている。
松橋監督は、以前から、「J1の強いチームとやることで、ますます自分たちが成長できる」と語っている。
だから、きっとこれから選手一人一人がもっともっと成長していくことだろう。
次節は、待望のホーム開幕戦。
コンサドーレ札幌を迎え、どんなドキドキワクワクする試合を見せてくれるだろう。
これからが大変楽しみになった、久しぶりのJ1初勝利であった。
Visca Albirex !!