手に汗にぎった。
開志国際、よく競り勝った。
高校バスケットボールウインターカップ2022。
男子準決勝の試合の一つは、新潟県第1代表の開志国際高校と静岡県代表の藤枝明誠高校の対戦だった。
静岡県というと、サッカーや野球が強いイメージがあるが、どっこい高校バスケの藤枝明誠も強い。
夏のインターハイでは、準決勝で、優勝した福岡第一高校に78-84の接戦で敗れていたチームである。
そして、今大会でも勝ち進み、準々決勝ではやはり優勝候補の福岡大大濠高校を78-64で勝ち上がってきた。
そんな勢いのある藤枝明誠相手に、われらが新潟県第1代表の開志国際がどんな戦いを見せるか、注目の一戦だった。
さて、試合開始から、藤枝明誠は3ポイントシュートが好調。
要所で3ポイントが決まり、第1クォーターは、21-15と開志国際から6点リードを奪って終わった。
だが、このままずるすると負けるわけはないだろうと思って、パソコン画面のライブ中継に目を凝らした。
ところが、試合は藤枝明誠のリードで進んだ。
開志が迫ると、藤枝が引き離すという展開が続いた。
第2クォーターは、藤枝5点リードの35-30で、試合の折り返しとなった。
だが、このまま負けるような開志国際ではない。
第3クォーターでは、5ファウルに乗じて得点チャンスを生み、開志が逆転に成功した。
59-54と、逆に5点差をつけて、最終第4クォーターに入った。
さすが開志国際、底力が違う、と判官びいきの私は思ったのであった。
ところが、さすが藤枝明誠、このまま引き下がりはしない。
なんと、藤枝は71-69と逆転すると、その直後には3ポイントシュートを決め、逆に5点差をつけた。
開志国際がそこでタイムアウトを取って再開すると、3ポイントを入れ返し、2点差とした。
この後は、試合終了残り2分1秒に、開志が2点のリードを奪うことに成功した。
だが、藤枝明誠も食い下がる。
2本のフリースローで同点に追いつく。
本当に白熱した試合となった。
しかし、最後に、開志のキャプテン介川が、シュートを決めて勝ち越した。
残り時間は、5秒。
とはいえ、この試合好調な藤枝の3ポイントシュートが決まれば、絶望の逆転負けだ。
夏のインターハイでは、開志は、リードして優勝まであと5秒というところで3点シュートを決められて福岡第一高校に優勝をさらわれたという苦い思い出があった。
はたして、守り切れるか。
相手にシュートを打たせるな。
必死の守りが、最後の相手シュートを3点シュートではなく、2点シュートにさせた。
そして、そのボールは、リングに弾かれて外れた。
78-76。
よく勝ち切ったぞ、開志国際。
インターハイでは、優勝・準優勝各1回の戦歴があるが、ウインターカップで決勝に進むのは、初めてだ。
明日の決勝では、インターハイの決勝で敗れた福岡第一高校と対戦する。
夏の大会のリベンジマッチとなる。
福岡第一は、準々決勝で新潟県第2代表の帝京長岡高校に勝っている。
去年の冬の帝京長岡、今夏の開志国際と、新潟県代表のチームは、決勝まで進むがいずれも接戦で敗れている。
今大会こそ、新潟県代表の開志国際に優勝してほしいと願う。
行け、開志国際!!
勝利に向かって!!!
開志国際、よく競り勝った。
高校バスケットボールウインターカップ2022。
男子準決勝の試合の一つは、新潟県第1代表の開志国際高校と静岡県代表の藤枝明誠高校の対戦だった。
静岡県というと、サッカーや野球が強いイメージがあるが、どっこい高校バスケの藤枝明誠も強い。
夏のインターハイでは、準決勝で、優勝した福岡第一高校に78-84の接戦で敗れていたチームである。
そして、今大会でも勝ち進み、準々決勝ではやはり優勝候補の福岡大大濠高校を78-64で勝ち上がってきた。
そんな勢いのある藤枝明誠相手に、われらが新潟県第1代表の開志国際がどんな戦いを見せるか、注目の一戦だった。
さて、試合開始から、藤枝明誠は3ポイントシュートが好調。
要所で3ポイントが決まり、第1クォーターは、21-15と開志国際から6点リードを奪って終わった。
だが、このままずるすると負けるわけはないだろうと思って、パソコン画面のライブ中継に目を凝らした。
ところが、試合は藤枝明誠のリードで進んだ。
開志が迫ると、藤枝が引き離すという展開が続いた。
第2クォーターは、藤枝5点リードの35-30で、試合の折り返しとなった。
だが、このまま負けるような開志国際ではない。
第3クォーターでは、5ファウルに乗じて得点チャンスを生み、開志が逆転に成功した。
59-54と、逆に5点差をつけて、最終第4クォーターに入った。
さすが開志国際、底力が違う、と判官びいきの私は思ったのであった。
ところが、さすが藤枝明誠、このまま引き下がりはしない。
なんと、藤枝は71-69と逆転すると、その直後には3ポイントシュートを決め、逆に5点差をつけた。
開志国際がそこでタイムアウトを取って再開すると、3ポイントを入れ返し、2点差とした。
この後は、試合終了残り2分1秒に、開志が2点のリードを奪うことに成功した。
だが、藤枝明誠も食い下がる。
2本のフリースローで同点に追いつく。
本当に白熱した試合となった。
しかし、最後に、開志のキャプテン介川が、シュートを決めて勝ち越した。
残り時間は、5秒。
とはいえ、この試合好調な藤枝の3ポイントシュートが決まれば、絶望の逆転負けだ。
夏のインターハイでは、開志は、リードして優勝まであと5秒というところで3点シュートを決められて福岡第一高校に優勝をさらわれたという苦い思い出があった。
はたして、守り切れるか。
相手にシュートを打たせるな。
必死の守りが、最後の相手シュートを3点シュートではなく、2点シュートにさせた。
そして、そのボールは、リングに弾かれて外れた。
78-76。
よく勝ち切ったぞ、開志国際。
インターハイでは、優勝・準優勝各1回の戦歴があるが、ウインターカップで決勝に進むのは、初めてだ。
明日の決勝では、インターハイの決勝で敗れた福岡第一高校と対戦する。
夏の大会のリベンジマッチとなる。
福岡第一は、準々決勝で新潟県第2代表の帝京長岡高校に勝っている。
去年の冬の帝京長岡、今夏の開志国際と、新潟県代表のチームは、決勝まで進むがいずれも接戦で敗れている。
今大会こそ、新潟県代表の開志国際に優勝してほしいと願う。
行け、開志国際!!
勝利に向かって!!!