居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句二句 伊丹 公子 選
年越しの汽笛に赤子声合わす 09年2月23日 入選
還暦の便りほころぶ梅一輪 09年3月16日 入選
○川柳一句 渡辺 美輪 選
兼題 「糸」
定年後やっと手にした凧の糸 09年4月15日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句二句 伊丹 公子 選
年越しの汽笛に赤子声合わす 09年2月23日 入選
還暦の便りほころぶ梅一輪 09年3月16日 入選
○川柳一句 渡辺 美輪 選
兼題 「糸」
定年後やっと手にした凧の糸 09年4月15日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句二句 伊丹 公子 選
乳母車押す手に踊る花吹雪 08年5月19日 入選
初めての靴弾ませて芝香る 08年6月23日 入選
○川柳一句 渡辺 美輪 選
兼題 「祭」
境内はこんなに狭い祭あと 08年08月18日 特選
『選評』
祭も済んで、ひと気のなくなった神社の境内に一人立つ作者。ついさっきまで、ここは祭の熱気と喧騒と人いきれであふれていた。
この狭い境内に、よくまああれほど多くの屋台や人間が詰め込まれていたことよ・・・。
祭の後の寂しさ・むなしさ」を詠んだ句はたくさんありましたが、この句は「寂しい」「むなしい」といった言葉を使わずに、
そこはかとない寂寥感を出すのに成功しています。
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞 読者文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句三句 伊丹公子選
秋桜を手向けて永遠の旅送る 07年12月17日 入選
寒風に眠らぬ街の灯煌々(コウコウ) 08年02月25日入選
高層の谷に鉢植え春を待つ 08年03月24日入選
先日の居酒屋Eの酒肴
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞 読者文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句二句 伊丹公子選
もろこしの香に人の情 夏便り 07年10月8日 入選
亡き父に 遅れて届く曼珠沙華 07年11月19日 入選
○川柳一句 渡辺美輪選
「兼題:卵」
冷蔵庫に卵の姿ない不安 07年10月8日 入選
頂いたコメント:
2007年11月19日(月) 18:45 by 磯のすー
いつもながら お見事です。 料理も俳句も川柳も!
2007年11月19日(月) 21:29 by 極眠荘主人
いや、恐れ入りました。17文字の世界はかくも幅広く、しかも奥深いとは!
2007年11月20日(火) 19:16 by ぺん
こんばんは。
毎日弁当に卵を入れてますので、なんだかウンウンと共感できる一句です。
卵は偉大です。
毎日、弁当に入れてても飽きません。
うちの息子は弁当は
「ごはんと出汁巻き卵だけでいい」なんて言ってます。
そう言えば私は冷蔵庫に卵が残り少なくなった時が買い出しのサインです
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞 読者文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○俳句二句 伊丹公子選
さあ明日から ベルは春音 始発駅 07年7月23日 入選
ゆったりと バス停に花 泰山木 07年8月15日 入選
○川柳一句 渡辺美輪選
「兼題:胡椒」
効き過ぎた胡椒に隠す涙声 07年7月23日 入選
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○俳句2句 伊丹公子選
春風に初孫天使の重みあり 07年4月9日 入選
幼子の言葉まさぐる 花日和 07年6月25日入選
○川柳1句 渡辺美輪選
「兼題:腕」
腕試しだけで人生終りそう 07年4月2日 入選
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○川柳1句 渡辺美輪選
「兼題:呼ぶ」
呼ぶ度にどんどん遠くなるあなた 07年3月19日 入選
○俳句2句 伊丹公子選
生えてたね 今年もあの洞あのきのこ 07年1月22日 入選
蓮枯れの不忍池 風渡る 07年3月26日 入選掲載
2007年03月12日(月) 掲載
時実新子さんが亡くなられた・・
1929年(昭和4年)1月岡山県生まれ
川柳作家・エッセイスト。日本文芸家協会会員。日本エッセイストクラブ会員。
月刊「川柳大学」主宰。1995年、神戸新聞平和文化賞受賞。
1987年、句集「有夫恋」(朝日新聞社刊)がベストセラーとなり、新子川柳に惹きつけられて川柳界に踏み込む女性が一気に増大した。
その抜群の選句力、鑑賞力にも定評があり、「東京新聞・川柳サロン」「中日新聞・川柳ひろば」「神戸新聞・川柳壇」など、
マスメディアの新子選川柳欄には人気が集中、たくさんの投句が寄せられた。
2007年(平成19年)3月10日、肺がんのため死去。享年78歳。
--川柳大学HPより--
恋成れり四時には四時の汽車が出る
別れると衿の汚れの急な秋
心奪われ阿呆のような日が流れ
君は日の子われは月の子顔あげよ
足裏に火を踏む恋のまっしぐら
妻をころしてゆらりゆらりと訪ね来よ
白い花咲いたよ白い花散った
◇ 川柳作家 時実新子 の紹介 ◇(クリック)
☆居酒屋E❝e❞の女将が時実新子さんに選句された川柳はブログ既掲載句の六句です。
「兼題:カビ」
大切にとっておいたらカビまみれ 04年6月28日 特選
「兼題:ずるい」
世渡りの知恵をずるいといいつのり 04年11月22日 入選
「兼題:桃」
娘ら育ちひとり調う桃節句 05年3月28日 入選
「兼題:球」
我が球をかわし今日まできた夫 05年4月25日 入選
「兼題:浮く」
浮き玉に乗って漂う人生よ 05年7月18日 入選
「兼題:声」
うそだよという声を待つ通夜の席 05年11月14日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○川柳2句 渡辺美輪選
「兼題:網」
40年網はどちらが張ったやら 06年10月23日 入選掲載
「兼題:深い」
深い愛そして今では深い溝 06年11月20日 入選掲載
○俳句1句 伊丹公子選
もみじ手をしかと広げた やもりの子 06年10月23日 入選掲載
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○川柳2句 渡辺美輪選
(今回より時実新子に代わり新子門下生の渡辺美輪が選者となる)
「兼題:夏」
計画は立派にたてた夏休み 06年7月24日 入選
「兼題:世界」
見渡せるだけが世界の日々静か 06年8月16日 入選
○俳句2句 伊丹公子選
花求め蜂に追われて日照る午後 06年8月28日 入選
猛暑呼び炎天を打つ工事音 06年9月25日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○川柳1句 時実新子選
「兼題:声」
うそだよという声を待つ通夜の席 05年11月14日 入選
○俳句3句 伊丹公子選
(今回より三樹彦に代わり夫人の公子が選者となる)
かまきりと会った目さりげなく逸らし 05年12月14日 入選
時を待つ蕾 私はずっと待つ 06年4月12日 入選
喧噪の中に北野の春若葉 06年6月19日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞 読者文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○川柳3句 時実新子選
「兼題:桃」
娘ら育ちひとり調う桃節句 05年3月28日 入選
「兼題:球」
我が球をかわし今日まできた夫 05年4月25日 入選
「兼題:浮く」
浮き玉に乗って漂う人生よ 05年7月18日 入選
○俳句1句 伊丹三樹彦選
ライブあと雪のスウィング 北野坂 05年4月25日 入選
居酒屋E❝e❞ の女将が「神戸新聞文芸」に投稿した句の中で入選し掲載された句です。
○川柳2句 時実新子選
「兼題:カビ」
大切にとっておいたらカビまみれ 04年6月28日 特選
☆☆「生まれて初めて新聞に投稿して、その句が特選になって掲載された朝刊を見たあの日の朝のことを一生忘れない」と女将は言っています。
それが契機となって川柳と俳句の毎月の投稿を楽しんでいるそうです。
「兼題:ずるい」
世渡りの知恵をずるいといいつのり 04年11月22日 入選
○俳句2句 伊丹三樹彦選
無事羽化のアゲハ 弧を描き空高く 04年7月26日 入選
いそいそと ゴルフ日和のタイヤ音 04年8月23日 入選
コメント
2006年08月19日(土) 12:47 by 磯のすー
“世渡りの知恵をずるいといいつのり”
の本当の作者は、お客さんでは・・・??