毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいているのは、ベアトリス・マルタン、パトリック・コーエン・アケニヌとレ・フォリー・フランセーズの「Johann Sebastian Bach: Concertos pour Clavecin BWV 1052, 1053, 1055, 1056」。収録された4曲の協奏曲を順番に楽しんでおり、これからきくのはチェンバロ協奏曲第2番(BWV1053)です。マルタンとレ・フォリー・フランセーズ(5名編成)は、ともに表出力豊かな音楽を紡いでおり、録音(2009年)も美しく、音楽のすばらしさを存分に楽しめます。なお、マルタンの弾いているのは、ジョアン・マルティの2001年製(クリスティアン・ツェルにもとづく)のチェンバロ。収録順奇数曲はクリスティアン・ツェルの1737年製、偶数曲はマルティの2001年製と、録音では2台を弾きわけています。

CD : CYP 1661(Cypres)

CYP 1661

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これから楽しむのはチェンバロ協奏曲第5番(BWV1056)。今週これまできいてきた、ベアトリス・マルタン、パトリック・コーエン・アケニヌとレ・フォリー・フランセーズの「Johann Sebastian Bach: Concertos pour Clavecin BWV 1052, 1053, 1055, 1056」に収録されたもので、録音は2009年です。この第5番(BWV1056)は、ヴァイオリンあるいはオーボエを独奏楽器とする協奏曲が原曲とみられており、色気のあるラルゴでよくしられています。そのラルゴをマルタンは美しいレガートで弾いており、旋律楽器に対するチェンバロの不利を感じさせません。

CD : CYP 1661(Cypres)

CYP 1661

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昨日からききはじめた、ベアトリス・マルタン、パトリック・コーエン・アケニヌとレ・フォリー・フランセーズの「Johann Sebastian Bach: Concertos pour Clavecin BWV 1052, 1053, 1055, 1056」。今日きくのは収録順どおり、チェンバロ協奏曲第1番(BWV1052)です。どの楽章もテンポは速めですが、弾きとばしているという印象は皆無。こまやかなアーティキュレーションで、表情はとても豊かです。マルタンのチェンバロは昨日の第4番とはことなり、ジョアン・マルティの2001年製(クリスティアン・ツェルにもとづく)。録音は2009年です。

CD : CYP 1661(Cypres)

CYP 1661

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今日からきいていくのは、ベアトリス・マルタン、パトリック・コーエン・アケニヌとレ・フォリー・フランセーズの「Johann Sebastian Bach: Concertos pour Clavecin BWV 1052, 1053, 1055, 1056」(2009年録音)です。アルバムには表題どおり、4曲のチェンバロ協奏曲が収録。これからきくチェンバロのための協奏曲第4番(BWV1055)から収録順に楽しみます。ほかのチェンバロ協奏曲と同じく、この第4番も旋律楽器のための協奏曲からの編曲で、原曲はオーボエ・ダモレーレ協奏曲とみられています。チェンバロ独奏はマルタン、レ・フォリー・フランセーズ(第1ヴァイオリンと指揮はアケニヌ)は5名編成。マルタンが弾いているのは、バルセロナ音楽博物館所蔵のクリスティアン・ツェルの1737年製です。

CD : CYP 1661(Cypres)

CYP 1661

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マリオ・ブルネッロとアカデミア・デッラヌンチアータが2021年に録音した「Bach transcriptions」。今週はこのアルバムから収録順に、ヴィオロンチェロ・ピッコロ協奏曲を楽しんでいます。これからきくのはイ長調の協奏曲。原曲はオーボエ・ダモレーレ協奏曲(BWV1055R)で、これはチェンバロ協奏曲第4番を再構成(復元)したもの。ブルネッロのヴィオロンチェロ・ピッコロは、フィリッポ・ファッサーの2017年製の楽器(アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく)です。

CD : A 535(ARCANA)

A 535

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今週きいているのは、マリオ・ブルネッロとアカデミア・デッラヌンチアータの「Bach transcriptions」(2021年録音)。このアルバムから収録順に、6曲の協奏曲を楽しんでいます。これからきくのは、ヴァイオリン(オーボエ)協奏曲(BWV1056R)を原曲とする、ト短調のヴィオロンチェロ・ピッコロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲。原曲の協奏曲はバッハ自作のヘ短調のチェンバロ協奏曲第5番を再構(復元)したものです。ヴィオロンチェロ・ピッコロ協奏曲は、チェンバロ協奏曲や再構成された協奏曲にくらべ、あたりまえながら重心が低く、はじめてきくとかなり違和感も。しかし、ききなれてくると深みがあって、おもしろくきくことができます。なお、ブルネッロのヴィオロンチェロ・ピッコロは、アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく、フィリッポ・ファッサーの2017年製の楽器です。

CD : A 535(ARCANA)

A 535

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今週きいていくのは、マリオ・ブルネッロとアカデミア・デッラヌンチアータの「Bach transcriptions」です。アルバムは2021年の録音で、表題どおりトランスクリプション(編曲)された6曲の協奏曲を収録。独奏楽器はすべてブルネッロのヴィオロンチェロ・ピッコロです。これから楽しむのはニ長調の協奏曲で、原曲は同調のチェンバロ協奏曲第3番。これはさらにホ長調のヴァイオリン協奏曲第2番にまで遡ります。なお、ブルネッロの楽器は、フィリッポ・ファッサーの2017年製(アントニオおよびジローラモ・アマティにもとづく)です。

CD : A 535(ARCANA)

A 535

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ジョン・バットとダニーデン・コンソートによる管弦楽組曲(序曲)、これから楽しむのは管弦楽組曲第4番(BWV1069)です。管弦楽組曲の第3番と第4番には、金管とティンパニをのぞいた初期稿があったとされ、その稿での録音もありますが、バットたちは第3番でもそうだったように、この第4番でも一般的な稿での録音です。ダニーデン・コンソートの編成は第4番が一番大きく、計19名で録音にのぞんでいます。

CD : CKD 666(Linn Records)

CKD 666

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ジョン・バットとダニーデン・コンソートの演奏できいている管弦楽組曲(序曲)。2021年録音の「管弦楽組曲集」から、一昨日の第3番、昨日の第1番ときいてきて、今日これから楽しむのは第2番です。管弦楽組曲第2番(BWV1067)は、室内楽的なフルート協奏曲といってもよく、ここでのダニーデン・コンソートも、フルート(ケイティ・バーチャー)、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラはそれぞれ1名、通奏低音はチェロ、コントラバス、チェンバロ(バット)の3名、計7名という編成で演奏しています。

CD : CKD 666(Linn Records)

CKD 666

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昨日からききはじめた、ジョン・バットとダニーデン・コンソートによる「管弦楽組曲集」(2021年録音)。今日きくのは収録順どおり、管弦楽組曲(序曲)第1番(BWV1066)です。バットたちの演奏からは、舞曲の演奏にくふうがきかれます。舞曲の前後半のくり返しをおこなうさい、舞曲によってはくり返し前は木管なし、くり返し後は木管あり。また、ほかの舞曲ではその逆、というふうです。

CD : CKD 666(Linn Records)

CKD 666

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今日から週末まできいていくのは、ジョン・バットとダニーデン・コンソートによる「管弦楽組曲集」。このアルバムには管弦楽組曲(序曲)が、第3番、第1番、第2番、第4番という順で収録されており、今日の管弦楽組曲第3番(BWV1068)から収録順に楽しむことにします。序曲の中間部はヴァイオリン協奏曲のようで、トゥッティを縫うように華麗なヴァイオリン独奏がくりひろげられます(バッハの弟子クリスティアン・フリードリヒ・ペンツェルの筆者譜に「Violin.Conc.」と記入されたパート)。なお、ダニーデン・コンソートは、弦6名、通奏低音5名のほか計17名という編成で演奏。録音は2021年です。

CD : CKD 666(Linn Records)

CKD 666

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一昨日からきいてきた、スキップ・センペたちによる「J.S.Bach Concerti·Ciaccona·Partita」(1993年録音)。今日きくのはチェンバロ協奏曲第4番(BWV1055)で、チェンバロ独奏はもちろんセンペです。全体としてテンポがはやめで、アレグロが3分35秒、ラルゴが4分7秒、アレグロ・マ・ノン・タントが3分48秒。ちなみに、アンドルー・アーサーハノーヴァー・バンドの録音は、4分28秒、5分44秒、4分28秒で、センペがずいぶんはやいことがわかります。

カプリッチョ・ストラヴァガンテの編成は、チェンバロ協奏曲第3番のそれに通奏低音のチェンバロとしてケネス・ワイスをくわえた6名。録音では、この小編成でも独奏チェンバロは埋もれがちで、録音の問題なのか、バッハが想定したバランスもこのようなものだったのか、それともバッハが大きい音のチェンバロを弾いていたのか、判断のむずかしいところです。テンポにしろ、バランスにしろ、いろいろ疑問はありますが、楽しめる演奏であることはたしか。

CD : 05472 77222-2(deutsche harmonia mundi)

05472 77222-2

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今日からきいていくのは、スキップ・センペとカプリッチョ・ストラヴァガンテの「J.S.Bach Concerti·Ciaccona·Partita」(1993年録音)です。収録曲は表題どおり、協奏曲(2曲)、パルティータ(1曲)、チャッコーナ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番)。ここではチャッコーナをのぞき、チェンバロ協奏曲第3番から収録順に楽しみます。チェンバロ独奏はセンペ。カプリッチョ・ストラヴァガンテは、マンフレード・クレーマー(ヴァイオリン)、カタリーナ・ヴォルフ(ヴァイオリン)、クラウディア・シュテープ(ヴィオラ)、ミシェル・ムルギエ(チェロ)、デイン・ロバーツ(ヴィオローネ・グロッソ)の5名編成です。

CD : 05472 77222-2(deutsche harmonia mundi)

05472 77222-2

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今週きいてきた「Bach : Concertos」ものこるは1曲、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060R)です。同協奏曲は2台のチェンバロのための協奏曲第1番(BWV1060)の原曲にあたり、ニ短調に移調されて再構成(復元)されることもありますが、ここではハ短調のままで再構成。アルモニー・デ・セゾンの演奏は、これまできいてきた4曲と同じくパート1名の編成で、強めのアクセントできかせます。ただし、そのアクセントが同じパターンでくり返され、やや型にはまったように感じるところもあります。独奏については闊達な美しさをじゅうぶん楽しめ、ここでの独奏はジュリア・ウェドマン(ヴァイオリン)とマシュー・ジェンジョン(オーボエ)です。録音は2021年10月におこなわれています。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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今週きいているのは、アルモニー・デ・セゾンが2021年に録音した「Bach : Concertos」。収録された5曲を収録順にきいており、今日は1台のチェンバロのための協奏曲第3番(BWV1054)を楽しみます。このBWV1054はヴァイオリン協奏曲第2番(BWV1042)を原曲とし、独奏楽器をチェンバロにかえバッハが編曲した協奏曲。ここでのチェンバロは音楽監督のエリック・ミルンズでが務め、アルモニー・デ・セゾンの編成はヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5名です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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