四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ねむの花

2006-07-04 21:55:51 | 俳句
 風になびくねむの花は情緒がありますね。花が風に落ちて来ましたので持ち帰りました。お化粧用の頬ふでのようです。秋田県象潟(きさがた)の芭蕉翁の名句が思い出されます。 『象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花』
古代中国の美人の愁いに沈むかんばせを翁が、象潟の景に託した句と言われています。
コメント (1)

夏来る

2006-07-04 18:01:15 | 生かされて今日
 「おそるべき君等の乳房夏来る」西東三鬼
まだ梅雨明けでないが、ひまわりが咲くといよいよ熱闘甲子園の盛夏の印象になります。仏教では「一切衆生悉有仏性(しつうぶっしょう)」、つまり極悪人でも仏になれる種を持っていると教えます。それぞれ違う花を全開、個性を発揮しあう世間になりたいものです。お金や肩書きや見た目だけが唯一つのモノサシでは情けないですもの。
コメント