四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

あまのじゃく(奈良の旅その2)

2007-12-10 17:27:33 | 生かされて今日
 ひねくれたヤツのことを天邪鬼といいますが、東大寺大仏さんの裏にそそり立つ広目天(こうもくてん)に踏みつけられていました。なんとなくユーモラスな顔ですが、私達の108つの煩悩の象徴でしょうか。広目天は千里眼で筆と巻物を持つ仏法の守護神だそうです。

 ♪「相思(あいおも)はぬ人を思ふは大寺の
             餓鬼の後方(しりへ)に額ずくごとし」  万葉集

(私を見向きもしない彼を焦がれているのは、まるで餓鬼のお尻を拝んでるように絶望的だわ。1200年前の女性の失恋歌ですが、現代的ですよね。)


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