昔、道に迷って行きそびれた新薬師寺は聖武天皇の眼病快復を祈願された光明皇后が建立した寺です。春日大社に近く、なで肩の優美な皇后をしのばせる本堂が、白いさざんかと共に静まり返っていました。丸い天平のいらかの色合いが微妙な淡い美しさで素晴らしい。私たちが今朝最初の訪問者じゃないでしょうか。寺の名は新しいではなく、「あらたか」、仏の霊験がいちじるしい効き目のあると云う意味だそうです。むろん本尊は薬師如来で、体内から発見された法華経は国宝です。
合掌して癌を病む兄のために、世界の病苦の人のために、家族の健康の為に祈願しました。お堂は薄暗くて骨にしみる底冷えです。如来をとりまいて国宝の十二神将がにらみを利かせ、当時のきらびやか豪華な色彩を想像しました。
合掌して癌を病む兄のために、世界の病苦の人のために、家族の健康の為に祈願しました。お堂は薄暗くて骨にしみる底冷えです。如来をとりまいて国宝の十二神将がにらみを利かせ、当時のきらびやか豪華な色彩を想像しました。