冬の満月、デザイナーの義兄の通夜、葬儀がありました。病に耐えて晩年、日本伝統の文芸である俳句に目覚め、あかざ俳句会でメキメキ頭角をあらわし第2回新人賞にかがやいたばかりでした。骨を犯す癌に抗すべく俳号は「多骨」と称しました。
読経の後、飯村寿美子主宰からの一句を捧げるために私が仏前に読み上げました。こみ上げてきて声が途切れました。
哀悼 「彼岸でも句に遊ばれよ嶺に雪」 寿美子
今年私が戴いた多骨からの年賀状には、恵まれた4人の孫に自分の将来を見た句でした。
「初日の出あまた瞳の赫(かがや)けり」 多骨
冬来たりなば春遠からずで、寒さに耐えて冬芽が輝いています。
読経の後、飯村寿美子主宰からの一句を捧げるために私が仏前に読み上げました。こみ上げてきて声が途切れました。
哀悼 「彼岸でも句に遊ばれよ嶺に雪」 寿美子
今年私が戴いた多骨からの年賀状には、恵まれた4人の孫に自分の将来を見た句でした。
「初日の出あまた瞳の赫(かがや)けり」 多骨
冬来たりなば春遠からずで、寒さに耐えて冬芽が輝いています。