横浜金沢区の称名寺は浄土式庭園を持つ鎌倉時代の古刹で、国の史跡です。隣りには中世最高の武家文庫「金沢文庫」があります。「徒然草」の兼好法師もテクテク京から勉強に来ています。浄土式庭園は、平泉の毛越寺、いわき市の白水阿弥陀堂とが有名です。元寇の時の執権・北条時宗の最高スタッフが当寺の開基で金沢文庫の創始者、北条実時。好学の武人でした。横浜は新しい都市で、国宝を擁する唯一の史跡です。ボランテァガイドで今日案内した方々の中に、遠く青森からのご夫婦もおられました。ヨコハマの隠れた名所で、京急金沢文庫駅から徒歩15分です。八景島シーパラダイスには歩いて20分。是非お運びください。
テニス、野球、陸上その他の早朝練習の声が中学の校庭にあふれています。入部間もない下級生への特訓らしい。女子テニス部の声が一番はつらつしている。先生に「声を出せ」と男子テニス部には発破がかかりますが、声が出ない。男はシャイなんだよぅ。入部したら辞めないでほしいなぁ。勉強ばかりの三年ではもったいない。友情、喧嘩、負ける悲しみ、努力、合宿、対外試合、恋愛にいじめなどなど。私は特に「負けてから立ち直る体験」「失敗をバネにする体験」が最高に将来役立つと思う。負ける可能性から逃げないで欲しい。安全策ばかりでは将来を小さくする。
息子三人を戦争で奪われた半田良平氏の短歌です。今から62年目前の昭和19年7月サイパン島で四万人が戦死され、その中に愛息がおられました。 合掌
『若きらが親に先立ち去(い)ぬる世を幾世し積まば国は栄えむ』
『若きらが親に先立ち去(い)ぬる世を幾世し積まば国は栄えむ』
お盆の法要は、餓鬼道に落された目連尊者のおかあさんを助け出した故事に由来して日本の生活に定着している。四人の両親をはじめとする祖先・親族、今年なくなった新盆の幼なじみを偲び法華経を読誦しました。親の恩を知ることは、宇宙の大生命=釈尊の恩を知る前提になると思います。釈尊の御前で佼成ウインドオーケストラが供養の演奏をしてくれました。あの世この世が一体で喜びを共に出来ました。七八は自己の根っこを確かめるお盆の月だ。親の恩がなければ、自分はいない。
風になびくねむの花は情緒がありますね。花が風に落ちて来ましたので持ち帰りました。お化粧用の頬ふでのようです。秋田県象潟(きさがた)の芭蕉翁の名句が思い出されます。 『象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花』
古代中国の美人の愁いに沈むかんばせを翁が、象潟の景に託した句と言われています。
古代中国の美人の愁いに沈むかんばせを翁が、象潟の景に託した句と言われています。
「おそるべき君等の乳房夏来る」西東三鬼
まだ梅雨明けでないが、ひまわりが咲くといよいよ熱闘甲子園の盛夏の印象になります。仏教では「一切衆生悉有仏性(しつうぶっしょう)」、つまり極悪人でも仏になれる種を持っていると教えます。それぞれ違う花を全開、個性を発揮しあう世間になりたいものです。お金や肩書きや見た目だけが唯一つのモノサシでは情けないですもの。
まだ梅雨明けでないが、ひまわりが咲くといよいよ熱闘甲子園の盛夏の印象になります。仏教では「一切衆生悉有仏性(しつうぶっしょう)」、つまり極悪人でも仏になれる種を持っていると教えます。それぞれ違う花を全開、個性を発揮しあう世間になりたいものです。お金や肩書きや見た目だけが唯一つのモノサシでは情けないですもの。
横浜鶴見区の国道15号線にある生麦事件の碑です。幕末、島津久光が江戸より下る行列を騎馬の英国人が横切ったとして殺傷しました。翌年、イギリスは報復として軍艦を錦港湾へ進撃させて砲撃、鹿児島を焼き払いました。薩摩藩の砲は炸裂弾でなく射程距離も劣りましたが、英艦隊司令長官を戦死させ奮戦しました。五代友厚(初代大阪商工会議所会頭)らの勇敢な交渉で薩摩藩と英国は急接近し、フランスと結ぶ徳川幕府を倒す力となりました。死亡したリチアードソン氏は港の見える丘公園に近い外人墓地に眠ります。碑の近くにキリンビールの工場があり試飲できますよ。
駅横の小さな道が歩行者天国となり、子供たちが夜店にむらがっています。おこずかいを渡して金魚すくいです。下駄にゆかた、巾着もさげた少女が連れ立ってうれしそうです。ふるさとの鹿児島では「六月灯(ろくがつどう)」が神社で始まりました。カーバイトの煙と匂いがおじいチャン、親兄弟を思い出させます。そうそう、愛犬ジョンもいたなぁ。光陰矢の如しだ。
横浜金沢区は中世、鎌倉の外港で年貢米や塩など生活物資の流通拠点でした。江戸時代は江戸町衆の大山詣や江の島・鎌倉遊山のルートになりました。当時の中心は瀬戸神社です。そのまん前に金沢八景のひとつ「瀬戸の秋月」の枇杷島があります。尼将軍・北条政子が琵琶湖の竹生島弁才天を勧請したと伝えます。今日は横浜金澤シティガイド協会有志23名が草取りの奉仕をしています。尼将軍がヨシヨシとにんまりされているでしょう。