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『日本とユダヤの古代史&世界史』 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 - 単行本 – 2023/6/9

2023年09月18日 | 本と雑誌

日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 - 単行本 – 2023/6/9


amazon 登録情報
出版社 ‏ : ‎ ワニブックス (2023/6/9)
発売日 ‏ : ‎ 2023/6/9
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 304ページ

本書も名瀬の書店のいつも行く棚の裏側で見つけた。
いかにもトンデモ本のような装丁だったのだが、それと割り切ってもペラペラめくると面白そうだ。
対談本なので読みやすい。カラー写真、イラストなども豊富。

いきなり千葉県芝山古墳群(殿塚・姫塚)出土埴輪(しばやまこふんぐん(とのづか・ひめづか)しゅつどはにわ)の人物埴輪群の写真。それが本書ではユダヤ人とされる。

渡来人の秦氏もユダヤ人とされる。

島津氏の出自は秦氏の後裔とされる惟宗氏であるという話は歴史の本で、何度か読んだ記憶があるので、興味を引かれた。

まあ、NHKBSダークサイドミステリー”神秘の古代ミステリー 徹底検証!日本・ユダヤ同祖論
初回放送日: 2023年7月13日”が再放送されたら、観てみたい。本書の主張を肯定的にとらえる内容とは思えないのですが。しかし不思議なことはあるものである。

NHKBSダークサイドミステリー”神秘の古代ミステリー 徹底検証!日本・ユダヤ同祖論

”日本人の祖先はユダヤ人と共通?日本各地の神社にユダヤの痕跡?「かごめかごめ」はヘブライ語の暗号?ネット等で話題の古代ロマン・日ユ同祖論を専門家とともに検証する。”


「古事記ワールド案内図」池澤夏樹著 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/24

2023年09月11日 | 本と雑誌

「古事記ワールド案内図」池澤夏樹著

登録情報
出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2023/5/24)
発売日 ‏ : ‎ 2023/5/24
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 256ページ

読了から時間が経ってしまった。
読書中はアマゾンのカスタマーレビューはまだなかったのだが、現在ついている
2~3のレビューはいづれも批判的だ。文学ガイド的なので、記紀についてのそれなりの基礎知識は要求される。おもしろく読める人とそうでない人に大きく分かれるのだろう。
また同じ人でも読むときの気分で、評価が分かれそうな。
おもしろく読んだ、と思ったのだったが、今振り返ると具体的に何が面白かったのか思い出せない。あまり角度をつけずに、断定を控えつつの語りが、そうさせたのかも知れない。歌の引用も多かった。

ワカタケル 単行本 – 2020/9/1
池澤 夏樹 (著)
を先に読んでおけばよかったかも知れない。21代雄略天皇にまつわる小説です。


『禁断の中国史』 単行本(ソフトカバー) – 2022/6/30

2023年09月10日 | 本と雑誌

『禁断の中国史』 単行本(ソフトカバー) – 2022/6/30
百田尚樹 (著)
4.4 5つ星のうち4.4    2,385個の評価


登録情報
出版社 ‏ : ‎ 飛鳥新社 (2022/6/30)
発売日 ‏ : ‎ 2022/6/30
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 228ページ

よく行く書店の棚の裏側で思いがけなく見つけた。
内容はヘイト的だが、割と知られたエピソードが意外と多い。ドラマなどでよく見るシーンも。
関西弁のセリフを交えた語り口は巧みで独創的。ある意味とても効果的でもある。
纏足と、2万人収容の貢院(こういん)と呼ばれる科挙の試験場全景、試験部屋の写真などは初めて見たので印象的だった。


ソポクレス『オイディプス王』 2015年6月 (100分 de 名著) ムック – 2015/5/25

2023年09月08日 | 本と雑誌

ソポクレス『オイディプス王』 2015年6月 (100分 de 名著) ムック – 2015/5/25


登録情報
出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2015/5/25)
発売日 ‏ : ‎ 2015/5/25
言語 ‏ : ‎ 日本語
ムック ‏ : ‎ 112ページ

「オイディプス王」の話はもうお知っている、ソポクレスの名はそれほど聞き馴染んではいない、ということで8年間の積読で、ページが黄ばんでいる。

表紙の「物語の原型はこれだ!」にひかれ読み始めた。暇にまかせて連続2度も読んだ。

「オイディプス王」はソポクレス60歳(70歳?)くらいの作品。その続編の「コロノスのオイディプス」を執筆したのが90歳ごろというから驚きだ。歳をとると「コロノスのオイディプス」のほうに魅かれる。P76 ディオゲネスとオイディプスの話がおもしろい。


100分 de 名著 司馬遼太郎『覇王の家』 2023年 8月

2023年09月07日 | 本と雑誌

NHK 100分 de 名著 司馬遼太郎『覇王の家』 2023年 8月 [雑誌] (NHKテキスト)

小説として描かれた、司馬遼太郎の「家康論」

下巻の中心を占める小牧・長久手の戦い。関ケ原も大坂の陣も端折られている。司馬作品としては、知名度、人気は高いといえない。

放送は最終回だけ、それも途中からしか見ることができなかった。

第二回 家康の正室の築山殿についての記述と 三回「三河かたぎ」の功罪、それに最後の著者の持論、今の日本を再生のための持論、農本主義・」地方分権に戻すべき、田園都市構想、コンパクトシティ、などが印象深かった。


スサノヲの正体 (新潮新書) 新書 – 2023/7/18 関 裕二 (著)

2023年09月02日 | 本と雑誌

スサノヲの正体 (新潮新書) 新書 – 2023/7/18
関 裕二 (著)
3.8 5つ星のうち3.8    19個の評価

総論的部分は面白いのだけど、各論になると一度読んだだけでは理解しにくい感が増える。

p24 七世紀後半に伊勢神宮が今の形に整えられてからあと明治維新にいたるまで、持統天皇を除き、歴代天皇はひとりも伊勢を参拝されていないP24

これほど長い間歴代天皇が伊勢を避けてきた理由。興味ぶかいが、それだけに一度読んだだけでは理解は困難だ。P32 スサノヲは弥生的ではなく、もっと古い縄文的な神P32 スサノヲはアマテラスより何倍も面白そうだ。アマテラスはユダヤ人だったという本も名瀬の書店で見つけた。

いままでの、邪馬台国の場所はどこだ、の古代史ロマンっていったい何だったのか。

アマテラス=善 スサノオ=悪

スサノヲの正体がわかれば、ヤマト建国と古代史の多くの謎が解ける。やはり相当読み込まないと・・・。


NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書 2023年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)

2023年09月01日 | 本と雑誌

NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書 2023年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)


知や教養を超えて、“心の糧”として「聖書」の言葉を読む

理解するのではない心で味わうのだ。

「新約聖書」の4つの「福音書」に描かれた、弱きもの・小さきものに寄り添ったイエス・キリストの存在は、現代人にどのような意味を持つのか。信仰者に留まらない開かれた書物として、また「理解する」ものではなく、各々の人生に照らして「感じる」ものとして、キリスト教の聖典を読み直す。

講師:若松英輔


『日本、中国、朝鮮 古代史の謎を解く』 (PHP新書) 新書 – 2023/6/16

2023年08月24日 | 本と雑誌

日本、中国、朝鮮 古代史の謎を解く (PHP新書) 新書 – 2023/6/16
関 裕二 (著)

序章 アジアは一つか?
第一章 中国文明の本質
第二章 日本の神話時代と古代外交
第三章 中国の影響力と朝鮮・日本の連動
第四章 日本は中国と対等に渡り合おうとしたのか
第五章 中国の正体と日本の宿命

序章は岡倉覚三(天心)の「アジアは一つ」に対して、「本当にアジアは一つか」で始まる。

日本と中国はやはり相いれないのか。
海洋国家と大陸国家の意識の差。国境線はそう簡単に動かせないものだという海洋国家に対し、
常に国境は動くものだという大陸国家。
油断してはならないのは海洋国家だ。


『逆説の日本史:』明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27) 単行本 – 2022/10/14

2023年08月14日 | 本と雑誌

逆説の日本史: 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27) 単行本 – 2022/10/14
井沢 元彦 (著)
4.4 5つ星のうち4.4    46個の評価

久しぶりのジャンル「本と雑誌」。
書店で買った積読の本をやっつけるため、図書館にはご無沙汰が続いていた。

第一巻から通読しているこのシリーズ。最近は世界史も俯瞰する。見つけた以上もう読まないわけにはいかない。

”韓国併合”は分量も多く、井沢節炸裂。

”大逆事件”は、あまり内容が知られていないが、今に尾を引く事件の重大性に気づかされる。しかし分量は比較的少ない。1894年にフランスで起きたドレフュス事件(ユダヤ人のアルフレド・ドレフュスがスパイ容疑)における冤罪事件
に対する作家エミール・ゾラの公開告発状と、幸徳秋水らが天皇暗殺を謀ったとして、多数の被告が死刑や無期刑に処せられた大逆事件。それにたいする徳富蘆花の抵抗とが描かれている。
日本の知識人の沈黙。日本の裁判の推移。フランスとの対比が刺激的だった。

上記二つの項の間の、中華民国を建国した辛亥革命の孫文と袁世凱の意外な対比。こちらも朱子学の害毒、それに天皇に関する井沢節が光るがこの項は先の二つに比べると聞きなれない固有名詞もあって、やや面白みに欠ける。

 

amazon“井沢史観”で歴史を斬る日本史ノンフィクション第27弾。「大日本帝国」が確立した明治後半期について考察する。
比較的成功を収めた台湾統治に対し、大きな失敗に終わった韓国併合はなぜ強行されたのか? そこには「韓国併合の元凶」とされ、今なお韓国民に憎まれる伊藤博文はじつは当初併合に反対していたこと。韓国側から併合を推進し、現在も「売国奴」と罵倒される李完用や李容九こそ真の愛国者であったこと。そして“義士”と讃えられる暗殺者・安重根は、皮肉にも自分ともっとも近い考え方を持っていた伊藤を殺してしまったこと、といった埋もれた歴史の「真相」が見えてくる。


『薬に頼らず血圧を下げる方法』 <文庫版>

2023年07月11日 | 本と雑誌

名瀬の書店で見つけた。(高齢者向け?健康本はよく見かける)

本書は、同名のよく売れた 2017/2/18
加藤雅俊 (著)1530円

を文庫化したもの。

ネットでは、似たようなタイトルの他の著者の本も見つかる。
著者は薬剤師 体内環境師。 東洋医学などからのアプローチもわかりやすい。

 

「日本で一番消費されている薬「降圧剤」P90
「減塩や降圧剤で高血圧は治らない」

「ツボ押し」と「ストレッチ」、食習慣などの実践的な理論の他
血圧そのももについての基礎知識、そもそもなぜ血圧が上がるのか、下がるのか、
そのメカニズムについても論理的に解説。

なぜ減塩、降圧剤で改善しないのか。
もデータやエビデンスをあげわかりやすく解説していて、薬剤師の意見だから説得力がある。

ツボは一時的だが確かに効果があった。
習慣化すれば体質改善にもつながる。

ストレッチは、確かに薬より効きそうだ。
以前看護師さんに言われたことがある「仕事が一番のリハビリ」。
長嶋さんの「リハビリは裏切らない」も検索してみた。


『11人の考える日本人』 吉田松陰から丸山眞男まで (文春新書) 片山杜秀

2023年06月05日 | 本と雑誌

11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで (文春新書 1397) 新書 – 2023/2/17
片山 杜秀 (著)
4.1 5つ星のうち4.1    10個の評価

名瀬の書店にありました。

吉田松陰
福沢諭吉
岡倉天心
北一輝
美濃部達吉
和辻哲郎
河上肇
小林秀雄
柳田國男
西田幾多郎
丸山眞男

 

文藝春秋の夜間授業 2017年9月から、翌年7月まで、一回あたり90分の講義 11人の思想家一人一回 講師片山杜秀
を文庫化したもの。

難解な話はほとんどない。日本思想史に関心のある人にとっては名前を知らない人はほとんどいないだろうと思われる11人。わかりやすくてもの足りないということもない。それは11人が重なりあいなが連続して「時代」とそして「今」が描かれているからだろう。

11人それぞれの生きた時代、生まれ育ち、人生の体験、などが簡単に述べられる。昔読んで、難解をありがたがっていて読んでいた話。すっかり忘れていた内容を改めて思い出し、そういうことだったのか、とこの歳になって落ちる目のうろこ。

読み方はそれぞれあろうが、原体験や、生い立ちはやはり、その人の思想にあらわれていると思うのは歳をとったせいだろうか。


単行本『おかげさまで、注文の多い笹餅屋です』~笹採りも製粉もこしあんも。年5万個をひとりで作る90歳の人生~

2023年04月09日 | 本と雑誌

出版社 ‏ ‎ 小学館 (2018/1/17)
発売日 ‏ ‎ 2018/1/17

1927年2月14日生まれ。60歳から餅作りを始め、75歳で起業。
90歳を超え今も現役のおばあちゃん。

おいしい笹餅の作り方もカラー写真で紹介。
人生論としても読まれているようだ。

==

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 
「餅ばあちゃんの物語~菓子職人・桑田ミサオ~」
初回放送日: 2020年6月2日


NHK ETV特集で見た。
「餅ばあちゃんが教えてくれたこと」
初回放送日: 2022年1月8日

沖縄でもあんこ餅を売る90過ぎのおばあちゃんをTVで見たことがある。
奄美にもいるのかもしれない。


『岡 程進儀(おか・ていしんぎ)に学ぶ』

2023年04月04日 | 本と雑誌

2014年8月5日 第一刷

岡程進儀が文久三年に書いた「程進儀由来勤功書」(奄美博物館収蔵)には唐通事(中国との通訳)についての任務について書かれている。

程進儀よりは知られている、大島区裁判所検事岡程良(おか・ていりょう)は岡程進儀の孫。

程良は島の有志らとともに、鹿児島のキリスト教各派に奄美への宣教師を派遣するよう招請状を送ったことで知られる。

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『西郷隆盛と聖書』 「敬天愛人」の真実 (いのちのことば社) (聖書を読んだサムライたち)
2023年04月02日 | 本と雑誌


『西郷隆盛と聖書』 「敬天愛人」の真実 (いのちのことば社) (聖書を読んだサムライたち)

2023年04月03日 | 本と雑誌

西郷は奄美大島で潜居中に、地元の唐通事で漢学者の岡程進儀(おか・ていしんぎ)や、

瀬戸内町阿木名集落で流謫中で、のちに漢学者、歴史家として活躍した重野安繹、
などとの親交もあった、ということは奄美の歴史書で度々目にした。西郷が聖書を読んでいたという話も聞いたことがあった。

関連記事 このブログ 

西郷の風貌もどこか日本人離れしているし、思想や行動にも謎が多い。
それ故か
毀誉褒貶に一喜一憂せず、人を相手にせず天を相手せよ(敬天愛人)
との訓えにもかかわらず、西郷自身にたいする毀誉褒貶は相半ば。いまだにおさまらない。

それは西郷に関する本への評価にも反映するようだ。レビュー記事を読んでそう思った。

さて、

聖書と言えば、日本語訳でも完読は大変だと思うのだが、実際西郷が漢訳の聖書をどの程度読み込んでいたのか、気になるところだがそれを知るのは不可能なことだろうか。


著者にはその他、

聖書を読んだサムライたち[増補改訂版] もうひとつの幕末維新史 (フォレストブックス) 
2019

龍馬の夢~北の大地で志を継いだ沢辺琢磨と坂本直寛~ (聖書を読んだサムライたち)
2013

勝海舟 最期の告白
2011/7/20

などの著書がある