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『むし学』  [単行本]

2012年03月10日 | 本と雑誌

120309_book_mushigaku 『むし学』 [単行本]

青木 淳一 (編集)

昆虫の足は6本だということは小学生でも知っているP4ということすら知らずに読んだがおもしろく読めた。

日常会話で使われる「ムシ」の意味もさまざまだ。辞書で虫の意味を調べるのもおもしろい。

昆虫は、節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫綱 (Insecta) の総称である。wiki

「むし学」なので、足の数が6本でないもの(8本足のクモ サソリ、カニムシ、 ザトウムシ、ダニ など)も含まれる。

昆虫のほかに、クモ、ダニ、サソリ、ムカデなど昆虫以外の虫も研究対象とするEntomologyが、日本では「昆虫学」と訳されるが「虫学」と訳すほうが正しい。(本書まえがき)

まえがきの以下の指摘は、虫に限らず、自然界の植物や鳥、魚などを見ても痛感することである。

虫はよく見てみると、大変美しく、面白い形をしている。美に対して鋭い感性を持っている人ならば、必ずその姿形に惚れ込んでしまうはずである..虫が嫌いだという人は、やたらに目をそむけて、よく見ていないだけなのである.チョウやコガネムシの美麗な色彩は、どれIつとして悪趣味な配色はなく、そのまま婦人服のデザインとして使えそうなものばかりである。色彩が地味なものでも、甲虫などの体の突起や体表に施された彫刻は実に見事で、見飽きない。

虫好きの人のための、虫について調べることの面白さを説いた入門書といえるだろう。

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amazon 内容(「BOOK」データベースより)
虫好きのための「虫学」入門書。虫との付き合いを語る7つのお話。

登録情報
単行本: 210ページ
出版社: 東海大学出版会 (2011/09)

発売日: 2011/09

むし学 むし学
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2011-09