関 広延 (著)
郷土コーナーの書架から、背表紙の文字が飛び込んできて選んだのだが、以前、※似たような書名の本2,3冊読んだ記憶があったからだと思う。
※誰も書かなかった沖縄―被害者史観を超えて 恵 隆之介 (2000/6)
※誰も語れなかった沖縄の真実 ――新・沖縄ノート 惠 隆之介 (2011/12/21)
※沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 上/下巻 (集英社文庫) 佐野 眞一 (2011/7/20)
本書はその中でもっとも古いが、いちばん読み応えがあった。
沖縄のバス事情の考察の中での沖縄人、日本人論のひろがりには驚いた。沖縄の魚の話から、海に囲まれた沖縄の中でインテリが海や漁業に対してあまり知らないという話、沖縄の”優等生と劣等性”(方言では微妙な意味の違いがある ”ディキャーとディケランヌー”)の話など奄美にもというか実は日本中に通じる話かも知れない。
CTS闘争 金武湾闘争=石油備蓄基地建設反対闘争(1973-1985)
という言葉はなつかしくさえあるが実はとても今日的だとわかる。
「CTS闘争:生存思想民衆が共有」『琉球新報』時の眼第19回 ... 2012-05-02
amazon 登録情報
-: 213ページ
出版社: 大和書房 (1976)
発売日: 1976
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誰も書かなかった沖縄 (講談社文庫) 価格:¥ 441(税込) 発売日:1985-10 |